トルコの国債は高く、その理由はエネルギー源を大量に高価で輸入しないといけないことだそうです。もちろん電力も安くありません。
トルコ西部のブルサ(Bursa)県にある365人の村民しか住んでいないトルコの小さな村アキビイェキ(Akbıyık)は70年代に郡のもっとも大きい町ではあったものの、今は最も小さいものの一つです。若者が都会に流れて、村民の65%は高齢者である。
その高齢者が進むアキビイェキ村はトルコの再生可能エネルギーの第一人者であります。
なぜなら、村には村民が所有している風力発電所があるからです。
4年前までには村に、貯水池から自宅用、畑用の水をポンプでくみ上げました。(貯水池はgoogle mapでもみえる!) そのポンプの電気料金は巨大な費用でした。高すぎて、それを払う事を拒否しました。電気料金は払わないと当然電気が止められますので、村民は一日に何回か村の井戸から水をくみ上げていましたけど、当然それは足りなかったです。
そこでムスタファ・チチェク(Mustafa Çiçek)村長はソユト社(Soyut Construction and Engineering)に連絡して、風力発電所の建設は可能かどうかと問い合わせてみました。マルマラ海から150キロ離れている村には風は平均で7m/secぐらいの風速で動いています。太陽光発電は高すぎて、村で払えませんでしたので、風力発電所は可能なのかもしれませんと、検討した結果、50kwの風力発電所を購入することにしました。
ポンプは37kwしか必要としないため、村は県に、その余分の電力を売ると提案しました。県側もよろこんで、村に14万リラ(570万円)の助成金を出す約束しました。合計21万リラ(860万円)もする全額の三分の二は行政側が出すようになりました。
2008年の7月に、風力発電所の建設もほとんど村民自分でやったそうです。年よりもはしごに登り、何百メートルもケーブルが埋める堀を掘りました。建設が完了してから風車が電力網につながれるまでは二年もかかりました。
当時のトルコの法律では200kw以下の風力発電所からの買取は法律上で出来ませんでした。ようやく法律がかわって、ようやく風車が動き出しています。ソユト社の推測で50kwを購買しただけで、村は月々に5000-7000リラ(20万円-29万円)の節約が出来ます。高齢者の多い、農業地にしては大きなお金です。村民人当たりは200-300リラ(8000円~12000円)の節約も出来るといっています。
さらに大きい風車を建てる予定はすでにあります。
それからまわりの村も自分の風力発電所は欲しがっています。県側も50kwで400ヘクタールの畑を灌漑することが出来ると期待しています。
風力発電所のアイディアを出したチチェクさんの息子もUターンをすること決めまたそうです。風力発電所があるからです。
いつもいつも心を読まれて、お尻を叩かれているみたいです。環境省の「グリーンニューディール」を活用して地域社会の設計をしている真っ最中です。
日本には昔から使われている言葉に道普請(みちぶしん)があります。田んぼや畑の畔を作ったり補修したりする部落単位の共同作業を指します。
今回ご紹介にあったトルコの事例は、風力発電施設ですが、スイスや日本の山岳地帯では、水車を共同管理運営しているところがまだあります。わたしは、エネルギーを創りだして管理運営する母体として、日本の農村集落は大変適していると考えています。
金融の要となっている農林中金が、融資条件を不動産至上主義から事業査定へと変われるかがカギだと考えています。トルコと違って日本の農村には多額の貯蓄があります。これを未来に投資できれば、日本の田舎には希望があります。"エネ普請"急いで商標登録しなくっちゃ(^_^;)
投稿情報: asariya38 | 2012/01/29 17:05