大手町、新宿や新橋と言う高層ビルが高くそびえるオフィス街に行って、上を見上げると、日本の建築術はすごいなと感心します。3.11で都内でも震度5強があったのにもかかわらず、あんなガラスの多い高層ビルの被害は大してなかったのは本当にすごいですよね。
しかしエネルギー効率性で言うと、どうでしょう。
例えば、再生可能エネルギー発電は、日本ですと、せいぜい屋根に太陽光発電のモジュールを設置するぐらいですよね。(森ビルとは別として) しかし、屋根の面積も室内に有効に使われている面積に比べて、たいした面積ではないので、ビルのエネルギー効率性に貢献できるととても思えません。
高層ビルは窓の面積はかなりあって、ただの窓として使われて、もったいなくありませんか。(これは「第四の革命」でシェーラー先生も指摘していました!)
屋根と壁には太陽光発電パネルはつけたりしますのに、窓には付けられません•••と思ったところで、イスラエルの小さな会社ピタゴラス•ソーラー(Pythagoras Solar)がソラーウィンドーを開発しています!
外からは、一見ブラインドがかかっている、ごく普通の窓に見えます。よくみると、横線はブラインドではありません。
発電に使っているのは、目の錯覚を利用したトリック。反射を使った、とても簡単な技術です。
二枚のガラスの空間にアクリル樹脂で出来ている光学プリズムが入っています。その数えきれない小さなプリズムはにシリコン光電池の間にはめられています。ご存知の通り、滑らかな表面は光が反射されます。太陽光が入ってきて、窓ガラス、さらにプリズムに屈折され、太陽光電池に当たります。まあ、私が外国語である日本語でここで変に説明するよりも、上の図を見た方がわかりやすいでしょう!
さらに、太陽光は反射されるため、直射日光は避けられます。つまり、暑い夏の日には室内は自然に涼しくなって、冷房等の電力も軽減され、建物のエネルギー効率性も上げられます。
高層ビルの大きさにもよるといっていますけど、その電力需要の10-20%は窓の太陽光セルで賄えます。電力が使えなくて、電力網に提供することで、お金が入ることももちろん出来ます。(もちろん、太陽光窓が使っている国に固定価格買取制度があればの話です・・・)
窓として購入すると、それは普通の窓の二倍になるとの事ですが、もちろんそれなり光熱費の節約も出来ますので、3-5年で償却されます。
ドイツでの、援助金を考えると、値段は普段の窓の10-15%だけあがります。
ピタゴラス・ソーラーの建材一体型(BIPV)太陽電池モジュールはGE者のEcomagination Challenge社の賞を受賞して、10万ドルの賞金で自分の技術をさらに開発・拡大できます。さすがGE社、いいところに気付いています。日立、東芝はこんなコンクールはありますか。
ピタゴラス•ソーラーは特許を取っている最中のよう(?)ですが、太陽光発電モジュールメーカーの株が急落したり、メーカーが倒産したりする今日この頃、日独米中の大手企業に負けないように、頑張ってほしいです。
地方の都市ならば使っても良い技術ですが、今の東京ではいけません。かつての江戸は風水都市で、風の道も水の道も確保されていました。120万人くらいの人口にすれば、エネルギー収支だけではなく、物質収支全体が拮抗します。
3.11後は、表参道ヒルズのような低層階の建築物を、わたしは推奨します。
http://www.to-con.com/FRaU/101/
ソーラーパネルよりも緑化!
投稿情報: asariya38 | 2012/02/10 23:01