アルファベット順で行くと、Freundlieb, Himmelの次はやはりLinde(リンデ)です。
リンデはサンロード商店街の左奥にある、私自身も何度かここでパンを買いました。何処に住んでいるかにもよるんですけれども、かなり遠いところ・・・
看板のLindeの書体からはとてもドイツらしい店です。そして、入りますと、その品揃いに圧倒されま
す!Mischbrot, Roggenbrot, Bauernbrot, Berliner Landbrot, Kartoffelbrot, Zwiebelbrot等々!写真で見るとわかりますが、普通にドイツのパン屋さんには負けません。(もちろん、Berliner Landbrot(ベルリン風の田舎パン)はベルリン以外にはあまりないけれども・・・)
それから、何より、リンデには飲食エリアもあります!この飲食エリアはあるからこそ、このパン巡業一日の最後の店にしました。コーヒー、プレッツェル、菓子パンを買って、上でおしゃべりします。禁煙でとても気持ちいいです♪ テーブルがみっしりと立てられ、少し狭くかんりられますけれども、壁はFachwerk風に設けられ、とても懐かしく感じています。(Fachwerkとはドイツ建築独自の木組みであって、「木組み街道」でさえあるんですよ。)
流れる音楽は賛美歌であるのは・・・少し雰囲気に合わないんですけれども、それがリンデ主義です。店主が信
仰深いクリスチャンのようで、店でもチラシや本を置いてあります。特に、客に改宗を進めることはありませんからご安心下さい。この度、取材した店にはきちんと自己紹介をして、ブログで書くつもりですと伝えましたが、リンデだけは驚かず、元気な声で「よろしくお願い致します。」と言われました。まあ、それは誰と話したということにもよるんですよね。取材に慣れていない店、それから、少し前からアルバイトをしている方とも話したかもしれませんね。
ちなみに、ライ麦パンを評価してもらうのに、今度八人の在日ドイツ人に食べさせてもらったのです。その中の2,3人かはリンデのライ麦パンを一口食べて、「これは吉祥寺のあの店でしょう!」と言ってくれたんですよ。食べ別けられるぐらい、東京のドイツ人にリンデの味はこんな知られているとはびっくりした!さすが!
私も吉祥寺に行く度に、リンデに行きます。かといっても、さほど吉祥寺に用がないんですよね。成蹊大学で通訳案内士試験 を受けた時、井の頭公園でデートをした時(案の定少し後ばらばら・・・ふられました)、バウスシアターで「ライブテープ」を見た時、「リンデ」という友達のところへ邪魔する前に差し入れを買ったりして・・・とかですね。この変に用があるついでは、必ずリンデに行きます。中央線に住んでいないとかなり不便な場所ですけど、この一年なかの芸能小劇場、中野ZEROホールでの落語会も何回か行きましたので、その帰りも少し吉祥寺まで・・・
ヒンメルと同様にリンデでもファックスや電話での注文は出来ますので、地方の方でも是非!クララ一押しはロッゲンミッシュブロート、ロッゲンフォルコンブロート、それから菓子パンでアップルベルリーナとアメリカーナです♪ 初デートでアップルベルリーナとアメリカーナを出してくれる男性、その場で結婚するかもしれない!
ご近所の方はもちろん、中央線沿いにいらっしゃる際、是非リンデへ行って見て下さい。
ドイツ度 : ★★★★ (4.25点)
プレッツェルの味: ★★★★ (3.9点)
ライ麦パンの味: ★★★★ (4.25点)
品揃い: ★★★★★(4.95点)
雰囲気: ★★★★ (4.25点)
サービス: ★★★★☆(4.5点)
インテリア: ★★★★☆(4.6点)
総合評価: ★★★★ (4.3点)
リンデ
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-11-27
TEL: 0422-23-1412
営業時間:午前10時~午後8時
定休日:年中無休(除く年末年始)