クララの八百八町: 808 Towns

ここの店は、常連になりそうです。

若旦那が母国のオーストリアに帰国してから、ずっと「ここの空間、外国人は私だけだよね。」と落語会で思ったのですが、2月は学会があって、二週間の間に再来日していました。落語会へ行ったり、二人で出掛けたりしまし た。「いつもの店」ではなく、新しい店を開拓したくて、クリスティーナさんおすすめの店、Kuumba du Fallafel（クンバ ドゥ ファラフェル）へ行きました。
神泉駅から5分ぐらいで、渋谷駅から歩けなくはありません。
メニューに載せられているものは一品一品どれでもとてもおいしそうで、一番高いもの、1470円のプレートにします！
ご覧の通り、トマト、キュウリ、茄子、ビーツ、ハーブ、サラダにファラフェル（ひよこ豆のコロッケ）がたっぷり、いや、ずっしり乗せられたファラフェルプレートが運ばれてきます。もちろん、ホンムス（ヒヨコ豆のペースト）とタヒニソースも付けられています。自分で撮った写真を見るだけで… ああ、食べたくなります。

中東料理の店によくあるごちゃごちゃ感がなくて、クンバ ドゥ ファラフェルは非常にすっきりとしています。それは、おそらく、日本人が経営しているからでしょうね。ファラフェルはイスラエル・パレスチナ料理にあたるため、なぜか、料理人も中東の方だと思い込んでいたけれども、こんなおしゃれな店は、日本人の料理人も経営者に違いありません♪　それから、席はたくさんあるレストランと思ってはいたけれども、約6席のカウンター席のみの小さい店！
私自身ははじめてファラフェルを食べたのは、ベルリンのシナゴーグの隣にあるCafe Orenというレストランでその味は今でも覚えています。確かに、壁が倒れての翌年だった気がします。あの味が忘れられなくて、ファラフェルが売られていると必ず食べます。クンバ ドゥ ファラフェルは渋谷駅からは遠いけれども、文化村で駅を見た帰りで、ここまで歩いて、ファラフェルを食べる価値は絶対にあります。代々木公園からは少し遠いけれども、今度、花見するときは、ここでファラフェルを買って、公園へ行こう！

いや、このエントリーをコーヒーを飲みながら、空腹で書いているのですけれども、食べたくなりますね。ファラフェル！

クンバ ドゥ ファラフェル    
渋谷区神泉町23-1
Tel 03-6416-8396
営業時間        [月～土]     lunch 11:30〜14:30    dinner　17:30〜22:00
                                    ＊土曜は24時まで！
                    ［日］　        lunch 11:30〜14:30    dinner 17:30〜19:00

クララの八百八町： 懐かしい人の観光案内 VI - 夜デートが決まるまで・・・ クララの特別サービス

ツアー客、ミシェルさんの紹介へ

さてと、二人のツアーが終わって、代官山から赤坂に向かっています。
二人は赤坂の「橙家」の個室でサニーさんの誕生日ですから、ロマンチックな一時を送ったんです。三人でロマンチックではなくなりますので、私が一緒に行く訳ではないですし、ここで、二人の反応ももちろん書けないのです。

しかし、わたしはどのように、案内する場所を選ぶプロセスがわかりますので、ここでミシェル君とのやりとりを再現しました。
毎回毎回ツアー客の要望を細かく聞いてから決めることはないのです。客によってははじめて会って、その場で決めることもありますが、どんなツアーで会っても、頭の中には似たようなプロセスが起こっています。

今回は特別、懐かしい友達だったから、色々調整しました♪

さて、なぜ、いきなり代官山から赤坂に向かっているかといいますと、以前のミシェル君のやりとりで解ります。

ミ　「当日はね、妻の誕生日で、何か特別に・・・　劇場とか、ショーとか行けるかなと思って…」
ク　「劇場ね。・・・えっとね、ミュージカルのこと？」
ミ　「ミュージカルは・・・いくらドイツでも見えますから・・・　日本語でもいいから、面白い劇が・・・」
ク　「諒解いたしました。調べてみますよ。」

と調べたところ、当日に野田秀樹の公演はあったけれども、野田秀樹ですから、切符があるわけない・・・　下北沢にも行かせたのですけれども、ミシェル君が求めるロマンチックな雰囲気は…　どうでしょうかね・・・

ク　「面白いものは、全部完売ですよ。どうしますか。」
ミ　「他にないのかな？歌舞伎とか？」
ク　「歌舞伎はあるかもしれませんけれども、長いんですよ。ちょっと90分見て、その後ディナーということは出来ないんですよ。落語は舞台がないから、日本語が分からないと無理と思いますし・・・」（桂かい枝の英語落語があればよかったけどね…　もちろん、上方落語家がちょうどその日に、しかも英語で演る事にも恵まれなかったです）
ミ　「他の伝統芸能は？」
ク　「お能は寝てしまうよ。」
ミ　「じゃあいいよ。例えば、東京湾のクルーズシップに乗ってから、レストランは可能？クルーズはあるでしょう？何かの素敵なレストランを探してくれる？」
ク　「ちょっと待って、調べてみるね・・・　えっとね、船はバイキングが付いているよ。乗ったことはないけれども、多分、あまりおいしくはないと思います。船に乗るだけで何千円を払いますよ。その後にはさらにディナーに同じようなお金をかけることになる。」
ミ　「じゃあ、船は寄せましょう。時間もあまり合わなさそう・・・」
ク　「諒解！もしね、何か面白いことをしたかったら、この音声ガイド新宿の散歩がおすすめ。簡単にダウンロードできますよ。まあ、考えてみて。
とりあえず、レストランだけだね。何料理が良い？」
ミ　「和食がいい。後ね、ホテルに近いところがいいよ。」
ク　「はい。かしこまりました。一つは「うかい」・・・豆腐のレストラン。もしもう少しモダンであってもよければ「茶茶　Ryurey」をおすすめします。銀座の「橙家」もいいですよ。英語のレビューもありますよ！」
ミ　「『うかい』はいいですね。インテリアも庭も素敵だね。豆腐意外のものもある？肉とか？いくらするの？」
ク　「一人当たりは最低8400円です。」
ミ　「ふ～む。あの「橙家」って赤坂だよね。きれいな夜景の個室はある？」
ク　「ちょっと待って・・・ありますよ。」
ミ　「じゃあ、その個室に予約を入れてくれる？」

ということで、赤坂の橙家にしました。

帰国した二人が送ってくれたコメントは
「レストランは素敵だったんですよ。個室からの眺めも抜群。その後は渋谷と新宿も散歩して、面白い一日だった！ありがとう！」
よかったよかった。

橙家のきれいな夜景はデートに相応しい事はこれで検証されました。
（外国人の彼女・奥様だけではなく、もちろん日本人の彼女・奥様でも是非！）
食べ物も気に入ってもらったようですので、接待にも使えそうですね。

橙家
東京都港区赤坂3-1-6　ベルビー赤坂　9階
TEL  03-3588-5087
営業時間     11:30～15:00(LO 14:00)
17:00～24:00(LO 23:00)／月～金
11:30～15:00(LO 14:00)
17:00～23:00(LO 22:00)／土・日・祝

追伸：　このエントリーを書いて、別の東京湾のクルーズを発見しました。やすくはないけれども、なかなかよさそうです。

追伸２：　桂かい枝師匠は来週15日、東京でのひとり会を開きます。英語落語は一席やりますので、ご興味の方は是非！（英語圏のお友達を連れて是非♪）

第一回桂かい枝東京ひとり会　
１９：００＠なかの芸能小劇場（JR中野駅徒歩5分）
（前売￥２０００　当日\２５００）
『どうらんの幸助』『お玉牛』『お たのしみ』　かい枝師匠
『開口一番』笑福亭笑助、
三味線：鶴田弥生　
問＆予約：オフィス・ビギニング０７８－８０１－６６７６

クララの八百八町： 妊婦散歩 III - お昼はおかわり

ツアー客、ニーナさんの紹介へ

サントリー美術館でゆっくりすることができて、時計を見ていたら、もうお昼！

そういえば、お腹がすいてきました！

とりあえず、ミッドタウンの地下に移動します。
地下には様々なレストランが並んで、ニーナちゃんに選んでもらおうと思っています。
「辛いもの以外は何でもいいです。」というニーナちゃんで、地下一階にあるokawari.jpというおしゃれなフードコートに行きます。スーツを着ている方が多く、ミッドタウンで働いている方にも食堂として愛用されているみたいですね。
スーツ姿の中には、緊張した顔で昼食をとっている新入社員もいて、、ニーナちゃんは思わず微笑んで「かわいいね。緊張でガッチガチだね。」とコメントします。「確かにそうね。入社二日目では緊張しますよね。」

この散歩が終わってから、ネットで調べましたけれども、日本人ブロガの「かなり穴場かもしれません！」、「パッと見はちょっとこじゃれた外国のカフェ風」というコメントを読みましたけれども、ドイツ人から見ては、オカワリの雰囲気は違うんですね。

少し見渡しますと、ニーナちゃんが「ああ、なんか、ドイツのビアホールみたいな雰囲気だね。」と笑います。「言われてみれば、そうですね。なんだか懐かしい！」と私はうなずきます。
しかし、ビアホールのような賑やかで忙しない雰囲気がなく、割と静かですね。（ママ友ランチというよりサラリーマン友ランチですからね？）

日本のレストランによくあるような（蛍光灯のイライラさせる）照明の明るさもなく、無菌されたようなインテリアもありません。かなり広さがあって、ホントウにドイツのビアホールを思い出します。okawari.jp をみますと、インテリアデザインのことも書いてあります。だから、雰囲気がいいんだ！やっぱり！

ラーメン、カレー、ピザ、サラダ、和惣菜、スイーツ、丼物等々様々な食べ物がありますので、それぞれ好きな物を選びます。

最初、私はピザを頼もうと思っていましたけど、（外国人の店員がいて、さすがミッドタウン！）トッピングが選べないので、あきらめてガパオにしました。
しかし、その選択もなんだか失敗したような気がします。ガパオは主にモンスーンカフェで食べたイメージしかないのだけれども、オカワリで頂いたようなスープ状ガパオがお米に添えています。タイ語「ข้าวผัด」ウィキの写真とは少し違うのかな？
　「ちょっとね、サラダに蟹が入ってね、あまり好きじゃないね。」とニーナちゃんも選択にちょっと失敗したようですけど、サラダは合わせて４種類もあったので、問題はありません！
ガパオを食べるなら、モンスーンカフェが断然良いと思います。今度はラーメンやピザを食べてみよう！

フードコードは家族全員で行って、ポテトチップスやラーメンといった安い食べ物を買って、家族全員で食べるというイメージはありますけれども、ここはそれほど安くありません。ランチは１０００円前後で、それに飲み物はついてこない。水は自分でとって、席も自分で確保します（もちろん、フードコートですもの）。名前と違って、オカワリももちろんできません。

でもまあ、通常のフードコートと違って、雰囲気も照明も良いため、何回もここで食べたことがあります。

皆様ご自分で判断して下さいね。

まわりに店、美術館はたくさんありますので、特に家族でのちょっとおしゃれな外食にはいいかもしれません。

okawari.jp

東京都港区赤坂9-7-4　東京ミッドタウン
TEL 03-5413-0586
営業時間 10:00 ～ 23:00
定休日 元日
予算　ランチは1500円前後？

追伸１：　なぜ、店名はokawari.jpでしょうか・・・　「ドット・ジェイ・ピー」は前から気になる。店のＵＲＬはokawari-jp.comなのに！（答えはホームページまで）

追伸２：　フードコートは（わたしは今まで食べたもの限り）はやはりイケアが一番好き♪　子供の時によく食べたので、懐かしいし♪　（船橋、新横浜、便が悪いけどね）

クララの八百八町： 妊婦散歩 II - 美術館の静けさの醍醐味を味わう

ツアー客、ニーナさんの紹介へ

実は、この散歩をした日には、年に一度のアートフェア東京が開催されました。

私は森美術館のメンバーであるため、VIPカードを頂いていますが、そのカードでアートフェアの無料入場ができるだけではなく、他にも色々な特典が付いています。（イエーイ！）
散歩の約束と日程が決まったのは先でしたが、色々調べて、せっかくですから、アートフェアに行こうと思ってツアーを立てました！　（当然、こんなカードがなくても、似たようなツアーはできますね！）

最初は、ミッドタウンにあるサントリー美術館へ！

小さい子供がいると、美術館に行けない人は（特に日本で）多い気がします。とそのこと、ニーナさんに話しますと、
「本当？私はとても静かな子だったって祖母が言ってたよ。だから、娘もおとなしい赤ちゃんになったら、どんなところにだって連れても問題ないよ！」とニーナちゃんがささやく。
自然に私も小声で答えます。　サントリー美術館は都内の大型美術館で一番静かかもしれません。少なくとも平日にですね。
東京国立博物館では、当然ミスタードーナツでの女子高生同士のおしゃべりの音量では話せないのだけれども、ささやかなくていいように話している人が多いかな？

そして、もう一つ二人とも気付くのは、サントリー美術館のは「照明がよい。」　展示物は暗い展示スペースでの中でも上手に照らされています。
多くの日本の国立･公立･都立･県立の博物館や美術館には、照明がなんだかぴんと来ないんですけど、サントリー美術館とか、森美術館はとてもうまく出来ていると気がしませんか？（なぜでしょう？）
東京国立博物館にはじめて行った時（10年前以上）は、「英語の説明が足りない。日本史の背景が知りたい!」と、「何で日本人の家は眩しい蛍光灯で照らされるのに、ここはそんなに薄暗い?」と不思議に思いました。（今も不思議に思っていますけど…）
しかし、サントリー美術館は薄暗くても、展示物も足元は充分に照らされ、とても素敵です。
それは隈研吾が設計したインテリアにも関係あると思います。

二人とも今日のためはお粧ししてきて、ヒールを履いていますが、そのヒールの音が全館に大きく響き渡っているように感じます。

「ここに、赤ちゃんや幼児が騒いでいたら、どんなに響くだろう?　かなり大変なことになるかもしれません。」とささやくと、ニーナちゃんがうなずきます。

「サントリー美術館のホームページは見ましたけれども、「Ｑ 乳幼児は入館できますか？ Ａ　入館制限はありません。」と書いてあったけど、ぐずったら、きっと居辛くなるでしょう？」

「今日は、平日であって、普通にも増して静かなんじゃない？ちびっ子を連れてくるなら、家族連れの多い週末が良いでしょう。」。

いや、ニーナちゃんは鋭い観察力に恵まれているとたびたび思います。

「そうですね、ニーナちゃんの言うとおりだね。仕事で役員の奥様を連れてきたことは別として、いつも週末に来ていますからね。特に鳥獣人物戯画絵巻展はおびただしい数の入館者でごった返していた。家族連れもいたし、子供が泣いても全然気づかなかったと思う。」

日本の両親は子供を美術館に連れて行くことは非常に少なく、（アニメとか、子供向けではない展覧会で）美術館ではお子様を連れている方を発見する際、「偉い！」と握手したいぐらいに感動します。
たとえ、普通にちびっこを美術館や博物館に連れて行きたくても、多くの施設は、ムツ替え代がなく、大変そうです。
ドイツでは「美術館でのお誕生会」というのも出来ますけれども、都内の美術館に勤めている知り合いに聞いたところ、「そんなことはあるんですか？へえ！さすがドイツ！」と言われました。
まあ、日本は誕生会があまりしないし、やるとしても、美術館よりは映画館→マクドナルドのルートは人気がありますね。

最後は、アートフェアーのカードで普通、サントリー美術館メンバーズ・クラブのメンバーしか行けないメメンバーズ・サロンに行って、一休憩します。眺めがよく、ミッドタウンの庭の桜が見えて、なごみます。（風 and 雨の日でとても残念です。）　このサロンではなくても、ミッドタウンにゆっくりできる店はたくさんあります。例え、サントリー美術館のshop×cafe （年中無休、11:00～20:00）

天気さえ良ければ、外のガーデンでも座れます。春にはミッドタウンサクラの催し物、秋にビアーガーデン等々様々なものが開催されますので、定期的にミッドタウンのホームページをチェックしましょう。

あまり知られていないのですが、サントリー美術館には茶室「玄鳥庵」もあって、点茶席も行います。（休館日を除く隔週木曜日だそうですけど、時間に関してはサントリー美術館まで問い合わせ下さい♪）

サントリー美術館

東京都港区赤坂9-7-4　東京ミッドタウンガーデンサイド
開館時間　〔日・月・祝日〕10:00～18:00　〔水～土〕10:00～20:00
※いずれも最終入館は閉館30分前まで
休館日　　火曜日、展示替期間、元日
※ただし、火曜日が祝日の場合は開館、翌日休館
入館料
一般、学生（高校生・大学生）料金は展覧会により異なる。
中学生以下無料

静かなところもいいなぁと思う方は是非、下記のリンクをクリックください！

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「六本木クロッシング2010展」の内覧会へ行きました。森美術館、何やってもカッコいい♪

森美術館の六本木クロッシング2010展内覧会へ行ってきました。

Contact Gonzoのパフォーマンスすごかった！前に、藤井光の作品で見たけど、ナマはやはり違う！

アー トナイトにも登場しているので、都内の方、ぜひ！

松葉杖の表参道 IV - 根津美術館の庭園で散策

SOU・SOUでの買い物を終えてから、根津美術館へ行きました。

私はすでに、再開館の週末に行ったことがあったけれども、人ごみは大変でした。今日、カーティさんとマーギットさんと行く週末も、改築工事が終えてからまだそれほど時間が経っていないので、かなり混み合っていました。
私は隈研吾の建物が大好きですから、根津美術館やサントリー美術館は何回行っても飽きないんですね。モダンではあるけれども、木材を多く使って、静かでひっそりしている雰囲気が大好きです。

カーティさんとマーギットさんはすでに東京国立博物館は行ったことがあると聞きましたので、展示物はあまりみないことになってしまいましたが、何より、目当ては根津美術館の素敵な庭園ですから、庭園を散策することにします。（特に秋では、紅葉が美しいので、観光に最適です。）

お二人を案内したのは、葉が色づき始めたいるところでしたけれども、庭園はとてもきれいでした。

「あの大きい交差点（＝ハチ公交差点）がこんなに近くて、信じられない！なんて静かなところ。別世界みたい。」と二人は感激する。ゆっくり庭を歩いて、園芸をはじめ、植物と道に左右に置かれてある彫刻等がガーデニング上手そうなお二人に綿密に検査されます。

和装で来館されている方もいらして、今日は特別な日なのか、それはいつも来ている奥様なのか、なんで美術館に行くのに着物を着ているのかと、カーティさんとマーギットさんに聞かれて、困ります。
確かに、青山や表参道では、着物姿のお嬢様や奥様はそんなに珍しくありませんけれども、今日は非常に多いと私も感じていました。
「この美術館に来るのに、おしゃれをしてきたのかな？それとも、この近くに小原流会館もありますので、何かのイベントの前後に来られたのかな。」とあててみますけれども、もちろん理由は分かりません。
こんな答えでいいのかと迷っていたけれども、二人は納得したようでよかった！

店内では二人にポーズしてもらって、記念写真を撮りました。カーティさんはデジタルカメラで画像を見ると、「いいね、この日本っぽい雰囲気。（笑）　日本に来た証拠になるんだ！後で送ってね！」とやはり、この写真を友達や家族の皆さんに見せると？

後になって調べましたけれども、根津美術館の庭園内には茶室もあって、お茶会も開催されるそうですので、今度覚えておこう！

そして、今日のお昼はもう表参道のある有名レストランに行くことにしましたので、あいにくNEZUカフェには行けないんですけれども、この庭園の豊かな緑に囲まれて、ガラス張りでお茶を頂くってきっと最高でしょう。今まで新しく出来てから、三回も根津美術館に行きましたけれども、毎回行列が長すぎて、NEZUカフェはまだ行っていません。(T_T)

年末で会館している日に、緑に囲まれてゆっくりして行こう！

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松葉杖の表参道 III - 素敵な日本の旅をして、素敵な足袋を購入

ツアー客のドイツ人奥様の紹介へ

渋谷で、少しおしゃべりをしてから、まず、銀座線に乗って、一駅を移動します。

マークシティから銀座線までは遠くはないけれども、表参道で入り口を探すと、私が迷ってしまう。もちろん、これから行きたい根津美術館に一番近い出口はA5出口ですけれども、二つの松葉杖に支えられて、階段をあがるのは大丈夫かなと最初、疑問に思っていました。

しかし、ある出来事を思い出した。それは、私が京王線の改札口に道を聞いた時に、お客様扱いであるべき対応ではなく、改札口の担当が子供にでも説明するような口調で答えました。確かに、新宿駅は外国人が多く、そのさら に多くは観光客であって、日本語は話せなかったりすることで、変に気を使って、子供言葉で反応したかもしれませんけれども、その時は私は「何で、普通（つまり敬語で）答えてくれないのか。」と内心怒った。

その出来事を思い出して、変に気を使うことをやめようと自分に誓いました。

カーティさんはもちろん、何の問題もなく急な階段をあがったのだけれども、「車椅子やベビーカーの人はどうするのだろう？」と思いました。後になって、表参道構内図を観て、そこにバリアーフリー移動経路が記されていることに気づきました。けれども、一々それを調べるのも大変だろうし、それに、ベビーカー一台に4歳の子供がいたら、大変でしょうね。

とりあえず、根津美術館に向かいますけれども、その前にSOU・SOUという足袋屋へ行きます。足袋といっても、モダンタビですよ。「日本の靴下（＝足袋下）はお土産にいいのよね。前来た時にも買ったけど、あげた人、皆すごく喜んでいたよね。」と茶寮で言われましたので、さっそく、予定変更しました：　根津美術館に行く前にはSOU・SOUへ行きます。

私はほとんど毎日スカートを着ているため、靴下（足袋下！）はそれほど持っていませんけれども、買う時は、SOU・SOUで買います♪　今までは、友達何人もこの店へ連れてきましたけれども、マーギットさんとカーティさんには今まで一番受けました。（よかった！）　一人ずつに4－5ペアも買って店を出るまで、20分ほど経ちます。「この足袋は全てきれいなんだから、なかなか選ぶのが難しいわ。ごめん！もうちょっと待っててね。」とマーギットさんは謝る。

SOU・SOUの本店は京都なんですけれども、京都では着物等も売っています。都内では青山とお台場（ビーナスフォート）といった二箇所で店を抱えていますけれども、ぜひ一度見て下さい。

マーギットさんとカーティさんは楽しそうに買い物をしている姿をみて、私はとても楽しかったです。

SOU・SOU足袋 青山店
東京都港区南青山5丁目3-10
FROM-1stビル2F
03-3407-7877
営業時間　11:00～20:00

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台風の月曜日での外国人観光案内

本日は急に、本国の上司の奥様を東京都内で案内するように言われました。

普通ですと、何の問題もなくこなすタスクですけれども、今日は台風の影響で都内にひどい雨が降って、さらに月曜日ですので、江戸東京博物館等の面白い博物館は全館休館日である。雨の中の神社や寺の参拝、町中の散歩も問題外である！

色々調べた結果は、ミッドタウンへ行くことにしました。そこで

※　三階の和デザインショップでお土産の購入

※　地下のフードコートでお好みの食事

※　地下１階にあるABC Cooking Studioの茶カフェでお茶の先生に茶をたててもらいました。（もともとサントリー美術館の茶室へ行こうと思いましたけれども、毎日やっているわけではありません。昔にブルータス（？）でABCで抹茶も頂けることを読んだような気がして、行ってみたら、小さい茶室があって、着物を着ている先生に点て方を教えて頂き、抹茶を頂きました。畳の上に正座をしている私を見ると、奥様が「ああ、正座ね。ドバイでもやってたから、大丈夫ですよ。」と。旅慣れの奥様ですね。

※　するが銀行にあるd-laboではさらに、google earthの巨大スクリーンで奥様の生まれ育ちの土地、今のマンションと別荘の所在地を教えてもらいました。さらに、ブックディレクターの幅允孝氏が選んだライブライーを見ると、「日本の技術はすごいね」と感激しました。

※　21_21design siteも月曜日はあいていますけれども、サントリー美術館にしました。「美しの和紙－天平の昔から未来へ－」をみて、奥様は大変喜ばれた。「うそ！この召し物は紙で出来ている？すごい！」と興味深くみました。私は特にイサム・ノグチの「2mのあかり」を気に入りました。

※　最後は、国立新美術館のSouvenir from Tokyoでお土産を購入。私も友達が好きそうな、本を見つけましたけど、友達もこのブログを読んでいるから、「随筆だ」としか言えません♪

６時間、面白いものばかりをみて、ミッドタウン⇔国立新美術館の距離だけを雨の中に歩きました。

外国人を雨の月曜日に東京案内するのであれば、ミッドタウンがおすすめです♪

都内避暑 VI - 足水で観光の疲れをとる

都内避暑ツアーのエダさんーの紹介へ

夏と観光の疲れをとる・・・　やはり足水!

Cool yourself down from the Tokyo summer heat and take a rest from the stress of sight-seeing

ミッドタウンの裏のガーデンには年中に小さな川がちょろちょろと流れている。
2009年夏季、イベント限定でその小川に足を浸せます。それほど歩いていないけれども、観光はやはり疲れます！

ちょろちょろと水の音を聴きながら、冷たい小川に足を浸しすって、とても気持ちがいいです。

ちょうど足を水に入れた瞬間に、雨が降りだす！(.>_<)

 傘をさして座っている人もいるけど、エダさんも「ナンだ！天気予報は晴れ･曇りと言ったのに！」と空を見あげて怒る。
「また今度、晴れている日に行くわ」とエダさんは告げるけど、「この足水はね、夏だけなのよ。今年（2009年）は8月31日までだけなの」と説明しないといけない。
そう伝えると、さすがにポジティブシンキングのエダさんは「日本は春も暖かいから、春から秋までずっとあればいいのに！」と声に出して考える。

エダさん（と私の）母国のドイツでは治療用の足水があります。クナイプ先生によると、冷水にくるぶしにまで浸って、立ち泳ぎをします（この1907年の写真を見て下さい！」。静脈瘤の防止効果になるそうです。子供のときに、そういう立ち泳ぎのプールがあった町に行った時には、かならずしも水遊びをしたのに、そういうのが、あったのをすっかり忘れました。エダさんが「似ているね」と指摘すると、「確かにそう！」とわたしが驚きます。

日本に10年住むと、母国も忘れてしまう・・・　クナイプ治療法が大好きな祖母が聞いたら、なんというんだろう？

京都にも足水カフェがあるとエダさんに話したら、「うわぁ！行きたい！一年で行きたい場所がありすぎて、どうしよう？もっと長く日本にすまないとね・・・」と考える。

エダさん、日本にいる一年、満喫してね。

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都内避暑 V - 夏の定番！かき氷！

都内避暑ツアーのエダさんーの紹介へ

日本の夏とえいば、やはりかき氷！
"Shaved ice" - now, what do you think could that be?

しかし、ミッドタウンの目当ては今回、お土産ではありませんでした。
実は、ミッドタウンの地下に虎屋菓寮東京ミッドタウン店があります。そこでおやつを食べるためにエダさんを連れてきました。夏限定ですけど、とらやでは抹茶のカキ氷が食べられます！

さすが、老舗のとらやではサービスもすばらしく、明るい「いらっしゃいませ、Good Afternoon!」と二ヶ国語で挨拶されます♪　二人はドイツ語で話していることに気づいて、とらやのお姉さんは直ぐに日本語に切り替えるのも「さすがとらや！」と思います。

腰をおろして、「ああ、なんてかわいいインテリア！白い壁がすごく上品で落ち着く！」とエダさんが喜ぶ。

メニューで
Uji Mizore - Shaved ice with sweet matcha syrup over white azuki bean jam.
Uji Kintoki　- Sweet matcha syrup with shaved ice over azuki bean jam.
と発見して、一つずつを注文します。（対訳のメニューがあって、助かります！）

確かに1260円のカキ氷はかなり高く、お祭りの屋台で買えるカキ氷はもっとやすいです。
ちなみに、かき氷は昔でもとても高級なものだったとご存知ですか。
平安時代には冷凍庫が無く、冬の間、天然氷を山奥の洞窟（氷室）で保管して、夏で食べましたため、大変高級なものでした。）
こういう氷室で保管された氷を今日の値段に替えると・・・　1260円どころではなく、何万円台かもしれない･･･？

清少納言が書いた『枕草子』（そうそう、あの「春は曙・・・」）にもカキ氷のことが書いてあります。
四十二段から：　
「あてなるもの。(中略)　削り氷にあまずら入れて、あたらしきかなまりに入れたる。」
つまり、現代語に書き直しますと、「上品なるもの　新しい金属のお椀に削った氷を入れて、シロップをかけたもの」
さすがに、1000年も前の平安貴族の知恵は今でも人の心を喜ばせ、身体を冷やしていきます！

黒いお盆にのせられた緑の山の後ろにエダさんのかわいい紅白のシャツがみえて、私は思わず、「ッオ！緑白赤！ステキ！」と大声で喜こんで、さっそく写真を撮ってしまう。
サイズはかなり大きくて、氷の口溶けもよく、ゆっくり食べながら、おしゃべりします。
「抹茶も美味しいね。
上海にも住んでいたことがあって、餡ははじめてじゃないよ。
餡自体はそんなに好きじゃないけど、この餡は美味しいわ♪
ちょっと濃厚だけどね。毎日こんな濃厚なものを食べることは無理」
とエダさんが笑う。
けれども、やはり二人は女の子ですから、テーマは恋愛に移ります。（笑）

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