クララの八百八町: 808 Towns

クララの八百八町: 「時差ぼけの温故知新 IX - 竹藪に入ろう！」

ツアー客のステラさんの紹介へ

そろそろ本当におなかがすいてきて、池袋駅へ向かいます。おいしい鍋を食べようかと思っていました。（以前に友達の《さようならパーティー》（帰国する友達の送別会）で使っていました店）　しかし、予定は「焼き鳥が食べられる店」に変更！　なぜかというと、ステラさんは今ステーしている友達はベジタリアンであって、つまり二人は一緒に出かけますと、「ニク！」なレストランには行かないですね。（もちろん、ベジタリアン本人はステラさんを連れてあげることは気にしないけれども、どのレストランがおいしいのか分からないでしょう？）　

ということで、焼き鳥、鍋、豆腐とあらゆる食べ物がメニューにあがっている炭火串焼・豆富料理 竹取百物語 池袋店にしました。店内は薄暗い照明で落ち着いて、せわしい池袋にいることはすぐに忘れます。

夜になると、混んできますけど、はやくきたため、まったく問題なく座れました。

電波も届かないレストランなので、デートに最適とは？

鶏つくね、ししとう、ほっけ、ホタテの炭火串、生麩田楽、茹で上げ冷しゃぶ胡麻サラダ、汲み上げ掬い豆腐、刺身の盛り合わせ等々と色々なものを注文します。（サーモンとクリームチーズの生湯葉春巻き、美味しそうでしょう？）
「うわ、これはホントウに和食という感じなんだね！盛り付けもきれい！ヨーロッパでもずっと、こんなものが食べられたらいいのにね。豆腐も美味しそう！ヨーロッパにも店出してほしいですね。」
日本酒の品揃いは豊富で、さらにそれが竹筒で頂けます。（「竹取」というんですからね、あたりまえか！）

内装も竹薮をイメージしています。トントンと私がタケを叩くと、「プラスチックだけどね」と笑いますけど、ステラさんは「ヨーロッパでは味わえない雰囲気だから、プラスチックでもいい♪」と答えます。

（都内に数多くあるこういうテーマダイニングの店、特に和風ダイニングは外国人観光客に非常にウケると思います。今日行ったこの竹取百物語だけではなく、渋谷 の月の雫、青山の茶々Ryu-rey、 西麻布の権八とか、おすすめ で。(権八はブッシュ大統領も召し上がったそうですよ。））

お店に出ようという話になりますと、「いやいや、私が払います！」とまるでラーメンズの「日本の形： 寿司」での勘定戦いになります。ステラさんは「楽 しいところいろいろ案内してくれたお礼で、私が払いますよ。」とどうしても払いたがります。今までは、こうやって（ブログに載せていなくても）色々な方を案内しましたけれども、同じ年齢の人が払いたがるのははじめて、感動します。
「お言葉に甘えて・・・」とわたしは今日はとっても楽しかったので、こうやってお礼を言われて嬉しいです。

また日本に来る時にステラさんを案内したいんですね。

炭火串焼・豆富料理　　竹取百物語 池袋店

東京都豊島区南池袋2-16-8 藤久ビル東3号館B1
TEL　03-3985-2191    
営業時間
月・火・日・祝　17:00～23:30(L.O.22:30)　
水・木　　　　　 17:00～02:00(L.O.01:00)　
金・土・祝前　　17:00～04:00(L.O.03:00)　

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クララの八百八町: 「時差ぼけの温故知新 VIII - 雨の日、やはり室内で遊ぶ！」

ツアー客のステラさんの紹介へ

さて、長い間寒い雨にさらされ、外に歩きましたので、コーヒーを飲んで、せっかく少し体が温まったところで、外に出たくありません。

サンシャインビルの中にはナンジャタウンという室内遊園地があって、雨の日にちょうどいいです。

私は子供のときに、「お金の無駄遣い」だから、遊園地といって、観光先で、伝統のあるコーペンハーゲンのバッケンとチボリにしかつれてもらったことなく、友達の話を聞いて、「遊園地は行かなくてもいいところ」と思って育ってきました。

実は、首都圏10年住んでも、未だにディズニーランドに行ったことはありません。
ヨーロッパ人の私は、ディズニーランドは（フランス人演劇監督アリアーヌ・ムヌーシュキンの有名言葉を借りて）「文化のチェルノブイリ」とも思ったりします。ディズニーランドのデートより、神保町のデートはよっぽど楽しい♪ （という変な女（？）怖い女（？）でございます）
そういうわたしですけど、「温故知新」というテーマを出されましたので、古い三ノ輪を紹介してから、新しい遊園地を紹介しようと思って・・・
それはナンジャタウンです。
ナンジャタウンは３００円を払って、入場出来ますので、例え、相手が遊園地はあまり好きではなくても、無駄なお金ではありません。
それと、園内にアトラクションの他に、さまざまな食べ処がありますので、おやつにもいいですよ。
ステラさんとナンジャタウンに行ったときは、ちょうど、「アイスクリームシティ」と「チョコレート博覧会」（もう終了しました！また来年のバレンタインあたり！）というアトラクションがあって、地方のヘンなアイスクリームの味が食べられ、ここレートファウンテンに色々な形のチョコレートが食べられるから、すぐさま、「アイスクリームシティ」と「チョコレート博覧会」へ。
(外が寒いのに!)ステラさんとわたしはとりあえず、珍しいアイスクリームを食べることにして、ニンニク味と八丁味噌味のアイスクリームを買います。選ぶ過程だけはとても楽しいです。

コタツに入っている猫のアイスクリーム・餅の作品（としか言えない）も買って、美味しく食べます。ステラさんが選んだニンニク味アイスクリームをも味見させてもらったけれども、やはり、八丁味噌が良かった♪）焼きそばとか、もっとかわった味もありますので、ぜひ食べに行って下さい。（そうそう、冬でも！誰言ったのか思い出せないけれども、辺見庸だったかもしれないけど、真冬で食べたアイスクリームは人生で一番美味しかったって。）

それから、「チョコレート博覧会」に移って、「甘いものに縁がない」と主張したステラさんは色とりどりのチョコレートファウンテンに目を輝かせ、「食べよう!」と決める。
いくら、お昼は軽く食べたとしても、もう食べられませんので、ステラさんに任せます。

ナンジャタウン遊園地と聞くと、広いと思うかもしれないけれども、さほど広くありません。
デート向けでは、まあ、学生同士のデート（またはゲーム好きのデート?）ですかね。

後は、色々な国の方法でリラックスが出来る「りらくの森」というのもあって、雨の日に、女同士遊んでも楽しいかもしれません。

遊園地を嫌がる外国人もいるだろうけれども、特に若い方、またはお子様を連れていらっしゃる方には、ナンジャタウンはちょうど良いなんじゃないかと思います。

東京都豊島区東池袋３丁目
サンシャインシティ・ワールドインポートマートビル2・3階 入園ゲート2階
10：00～22：00（最終入園は閉園の1時間前まで）/年中無休

電話　03 - 5950 - 0765

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クララの八百八町: 「時差ぼけの温故知新 VII - 喫煙カフェってなかなか難しい・・・」

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サンシャインビルの駅で降りますと、小ぬか雨が降って、商店街で休憩をしたことがないため、サンシャインビルでカフェを探して、一休みをしようかと話し合って決めます。もちろん、池袋駅周辺では、素敵な喫茶は知っているけれども、それらはサンシャインビルから遠く、こんな雨の中では行きたくないんです。

仕方なく、サンシャインビルに入ります。どこかに喫茶があるはずでしょう。しかし、ここでは、次の思わぬ難問に逢着します。それは、ステラさんが喫煙者であって、タバコが吸えるカフェを探すことです。分煙と書いてあるところは、週末は禁煙だったりして、けっこう難しいです。

さんざん探した揚句、ドトールでコーヒーを頼んで、喫煙エリアに座ります。私好みの喫茶ではないけれども、ドトールも日本人に愛用されているチェーン店の一つ（gooランキングで二位！）で、この雰囲気を味わってもらってもいいと思います。

分煙の店を探すのはそんなに苦労したのは、正直びっくりしました。友達でたばこを吸っているのは、3－4人の男性しかいなく、だいたい飲食店で遠慮をしているので、喫煙・禁煙・分煙の問題は今まであまり考えなかったです。

わたしは個人的に、コーヒーandタバコは合わないと思いますけれども、喫煙者にしては、おいしくて堪らない組み合わせだそうです。（ジム・ジャームッシュ監督はコーヒー＆シガレッツという映画も撮っていたんですね。）

タバコの臭いで芳醇なコーヒーが楽しめないので、純喫茶で喫煙になっていることは当たり前だと思っています。

しかし、煙者ではないヨーロッパ出身の友達に聞いたところ、「薄暗い、小ぢんまりとしている喫茶店で、おじさんたちが話しあって、タバコのにおいが漂っていることは、雰囲気も作ると思いますよ。ぼくは、タバコがあった方がいい気もしますよ。」

まあ、とにかく、ドトールで一休みをしました。素敵な喫茶、渋い純喫茶ではなくても、もちろん日本のドトールでもいいでしょう！

クララの八百八町: 「時差ぼけの温故知新 VI - 生き残っているたった一つ東京都電」

ツアー客のステラさんの紹介へ

「月光」ではお茶を飲んで、一休みをしようと思っていましたけれども、「ティーを飲む習慣がない」とステラさんは言いますから、そのまま散歩ツアーを続いて、そのまま都電の駅に向かっています。
高校を卒業するまでの９年間も、私の通学路の一部は路面電車になっていましたので、都電荒川線がとても懐かしいです。
そうそう、地方の方は分からないかもしれないけれども、東京に都電が走っています。
東京在住のオーストリア人友達にも都電の話をしていたら、「ええ？路面電車？東京で？そんなこと、あるの？知らなかった！」と。

もちろん、珍しさということもありますけれども、この都電荒川線に乗って、日本人の生活がよく分かります。外国人のお友達、又は海外の取引先のビジネスマンは渋谷や六本木でのパーティー、新宿の繁華街での飲食、銀座での買い物、浅草寺や鎌倉の寺院の参拝、日本橋や丸ノ内での会議などする確率はかなり高いと思います。

しかし、こういう観光をして、田中太郎の生活のイメージがつかないでしょう？

例え、朝一に明治神宮に参拝してから、新宿で出社します。それから、銀座でのビジネスランチをして、仕事がようやく終わってから、銀座でお買い物、または六本木でパーティーして、終電で帰宅する日本人はいるんですか？少なくとも、私は会ったことはありません。こういう人が実存していたら、御曹司に違いありません。独身でしたら、是非とも紹介してほしいですね♪

都電荒川線は小さくて、面白い町並みを通っています。ヨーロッパのテレビ番組では東京の高層ビルやハチ公交差点が移っているばかりで、東京はそういう風景ばかりと信じやすいですね。以前に案内しました、オランダ人のマタインさんもメキシコ人のオリビアさんも、ドイツ人の奥様のカーティさんとマーギットさんも「人混みは思ったより少ないね」と言いました。

実際に都電荒川線に乗って、都民が全員高層マンションに住んでいないことは解ってもらえます。車両の窓から、ベビーカーを押して、ゆっくり歩いている家族、フェンスに干されている布団（今日は雨だから、見えなかったけど）、踏み切りで待っている自転車に乗っている高校生、開店の準備をしている居酒屋、商店街の帰りで重いビニール袋を持って歩いている主婦、電車に揺られながら、色々なことが見えます。

ついでに、上に私の大好きな映画の「珈琲時光」の予告編を入れました。都電荒川線も出ています。ぜひ、お近くのビデオレンタル、またはアマゾンで♪　（浅野忠信・一青窈主演）

そして、向かっているのは池袋のサンシャインビルです。乞うご期待！

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