この間、ヨーロッパ出身の友達と話した時に、「日本人は食卓に置かれている味噌汁の向こう側に何があるのか知らないよ」と言われました。確かに、日本語が話せない人はそういう印象を受けるかもしれない。
前職の上司(首都圏に住んでいるのにもかかわらず、都内に行った事がない30代の男性)がいきなり外国人の私と一緒に仕事をするはめになった時、、文化・価値観・の全面衝突でした。けれども、日本人は井の中の蛙だと思いません。むしろヨーロッパの人は内面に目を向いて、ヨーロッパ(とアメリカ)のことしか知らなくてびっくりします:
※ 政治学で修士号を取っているドイツ人の友達は、北緯38度線(つまり、北朝鮮と韓国の軍事境界線)のことが分からなかった時に唖然とした。
※ 日本学部一年の時に、「纏足をしている日本の女はかわいそう」と言ってしまった女子大学生がいて、クラス全員に笑われ、先生に怒られた。
今まで住んでいた4ヶ国の中には、日本はもっとも外国の知識を深める努力をしている国だと思います。日本に来てから、何回も小学校での「国際交流」授業に参加しました。子供たちが左右に立ち、「小さな世界」を歌いながら、外国人を歓迎します。外国人がそれぞれのテーブルについて、子供たちの質問に答えるゲームがはじまります。
当時は「まるで私が動物になっている動物園だ。「えさをあげないでね」とサインを書けば、完璧!」と怒ったのですが、こんな形でも、異文化、自分と異なる価値観を持つ人に触れ合うことはとても大事です。確かに表面的だけではあるけれども、小学生ですもん。それで充分です。触れ合うこと自体が刺激になって大切です。
昨日の電車では、かわいい一歳児がベビーカーから笑いかけてくれた時に、嬉しかったです。ついこの間に、Newsweekで「Is your baby racist?」(お子様は人種差別しるんですか?)という特集があったのですが、あの赤ちゃんのかわいい笑顔は、きっと白人の顔になれている証ですね。
A family history of news addiction・・・
10年日本に住んでも、その報道のやり方にはまだ慣れていません。NHK「 ニュースウオッチ9」、ドイツARDの「Tagesthemen」と英国BBCの「Newsnight」を比べると、日本のニュースに海外の情報が少ない気がします。(新聞・ニュース・雑誌依存症のパパがいるせいで、そう感じているかしら?) ということで、このクーリエ・ジャポンで外
日本の雑誌は元彼が前に編集担当していた雑誌はたまに買って、読んでいたけど、今は日本語の雑誌で、クーリエ・ジャポンとブルータスしか買いません。新幹線でクーリエ・ジャポンを読みながら、「ああ、この記事はそういえば、○○誌で読んだね。」とたまに、原文がドイツ語や英語の文章に出会ったりするのも楽しみの一つです。
10年前の話ですけれども、大学の指導教官の先生に「ドイツのシュピーゲルに似ているような雑誌はありますか。」と聞いて、「中央公論」と言われました。「ええ?大学図書館にも置かれている、あの厚い本?」と、東寺、日本語能力試験三級~二級間の日本語能力の私にはとても無理で、挫折しました。結局先生と話してAERAにしましたけど、90年代はクーリエ・ジャポンがあったのならば、間違いなくクーリエにしたんだろう。(笑)
いくらでもニュースマニアand 言語マニアの私ですけど、アラブ語、ロシア語、韓国語、中国語の新聞は読めません。様々な国の視点を覚えて、大変興味深いです。
It's a small world after all♪今月のテーマはサステーナビリティーで、環境保護王国ドイツの国民としてはもっとも関心のあるテーマです。
つい何日か前、ドイツ人友達に「お前、ペットボットル買いすぎ!」と叱られてから、この特集に出会ったのも自分の行動に対する警告だと思います。肉を消費する時に、大量の二酸化炭素が排出される話。
消費エネルギーを100%自給自足をしているデンマーク島の話。
現在の生活様式で英国全人口の持続は不可能であること
地球気温上昇4度の話・・・と色々読んでさらに反省しました。
自分のアパートに太陽発電池や風力発電所をたてることもできないし、選挙権もないので、原発廃止を要求する党に投票することもできませんけれども、自分の生活で、色々してみたいと思います。本当に、「it's a small world after all」なので、地球を大切にしないといけない!ペットボットルはあきらかに買いすぎ。さらに、昨日は雨に降られて、また傘を買ってしまった(家に3本はあるのに!)。しかし、海外暮らしは10年も超えている私でも、80年代小学校に叩き込まれた「エコバックを持参!包装紙が多いものは買わない!」というエコ魂をまだ完全に失ってはいません。
My Resolutions...
これから、そのエコ魂を戻すためにしたいこと…
※ 過剰包装の製品は買わない (英国でも以前、スーパーのレジで残すように、環境大臣がすすめた!)
※ 少量の食品(100mlのヨーグルト)は買わない (毎日ヨーグルトを食べる人は400グラムのヨーグルトを買った方はエコで、お得!)
※ パン屋にもパン用のマイ・バックを持参
※ 肉・総菜は持参したタッパーウェアーへ
※ 自転車を修理して、自転車通勤を再開。飛行機より新幹線!
※ 鍋に蓋!
※ 高くなっても構わない、有機野菜
※ 地産地消! 輸入品はできるだけ避ける。近所の農家や八百屋で買い物する!
日本人には想像できないかもしれませんけれども、バイバック持参、タッパーウェア持参というのは20年前に親と小学校の担任の先生に叩き込まれました。正直、日本に来てから、守らないことが多いです。日本のスーパーでは全部プラスチックに包まれ、私がそのプラスチックを捨てるか、スーパーがそれを捨てるか、どちらも同じである。プラスチックのごみを減らすため、スーパーの担当に「この弁当箱に総菜を入れて下さい」というと、きっと嫌がれるよね…
一度、BBC Worldの記者の「A month without plastic」を日本でやってみたいですね。(クーリエ・ジャポン編集部、いかがですか。東京都内の主婦と、地方の主婦を二人に書かせればいかがですか?)
地産地消だからといって、100%環境にいいと言うことではないけれども、最初の、このブログで実行したいエコは、今度横浜ツアーをします。その際に、80x80という「80km圏内の食材を80%以上用いる」レストランに行きます。
この八百八町が検索であたるのは、「外国人」、「外人」、「東京」の他に、異文化、異文化の価値観に関する項目が多いですので、このブログを読んでいただいている方は異文化、異なっている価値観・世界観に興味を持っている方が多いと思います。今月号のテーマに興味がなくても、一度クーリエ・ジャポンを読んでみてください♪
昨日のペチャクチャナイトでは、簡単なご挨拶でしたが、会えて嬉しかったです。
ご来廊をお待ちしております。晴れた日の昼間だと、東京の景色も見られていいと思います。来日10年では、とくに珍しくもないかもしれませんが。
なお開廊時間は12時から19時で、月曜日と火曜日をお休みとさせていただいております。詳しくは弊廊ホームページをご覧くださいませ。
投稿情報: ei | 2009/12/03 16:32