通訳の仕事で、ある地方都市に泊まりました。ホテルらしい宿泊施設がなく、お客様の紹介で研修施設に泊まりました。田舎ではないけれども、駅前のレストランの経営時間が夜9時まで。
上司と駅前の三階建て《デパート》、三階のレストランフロア(レストランは2種類:中華とイタリアン)でイタリア料理の店に入りました。40人以上も入るレストランでは、私と上司だけです。上司が「イッパイ食べたい!」というから、ピザ二品、パスタ二品、スープ一品、デザート一品の注文できる食べ放題コースを選ぶけど、私は普通のメニューからピザにしようと思います。(1日通訳して、疲れますよ…)
クララ 「あの、食べ放題コース一人分と、このピザをお願いします。」
ウエートレス 「それは出来ません。」
クララ 「?ラストオーダーの時間が過ぎてしまっているんですか?」
ウエートレス 「いや、そういうことではなく、お一人だけ食べ放題コースを選んでいただくことは出来かねます。お客様全員に食べ放題コースを選んでいただくことになります。」
なるほど、そういうことです。
クララ 「えっと・・・ (と事情をドイツ語で上司に伝える) じゃあ、例えば、私が隣のテーブルでピザを頂いて、で、上司がここで食べ放題コースを頂くということなら大丈夫でしょうか。」
ウエートレス 「???」
ウエートレスに見せるため、隣のテーブルに移動して、再度に提案を説明します。
ウエートレス 「少々お待ち下さい」と台所に逃げます。
1分も経たないでに帰ってきます。
ウエートレス 「お客様は別々のテーブルに座って頂きますと、別のコースを頼んでも結構です。それを厳密に守って頂きたいです。」
クララ 「もちろん、それは守ります。」
ウエートレスがきっと、あの変なガイジンのことは忘れないでしょうね… 大変申し訳ございません。
日本のサービスはとても素晴らしいことは、帰省する度に痛感しますけれども、マニュアル化し過ぎて、こんなこともありますね。「よろしかったですか?」とか、「1000円カラ頂きます」というのもありますね。
なんか複雑・・・(笑)
サービスはもちろん、若者の間でも間違った日本語は定着してしまってますよね。
投稿情報: 荻上(仮) | 2010/05/04 16:58
あはは・・・・日本にはたまに凄いマニュアルがありますよね。そのピザの話もビックリ。
投稿情報: サンドラ | 2010/05/15 13:38