ツアー客、ラヴィさんの紹介へ
浅草の浅草寺は、国籍を問わず、東京に来る観光客で人気のあるスポットです。 私も初来日のホームステーに、到着して、その翌日に、ホストファーザーとシスターの二人で浅草寺→水上バス→東京タワーというツアーで案内されました。浅草寺はかなり印象深かったと思います。
当時の旅日記に書いてあるのは:
「この浅草寺というお寺の本尊は観音像であって、とても人気のあるお寺ですよ。観音菩薩は仏教の中ランクが高いそうです。観音様は大慈大悲を担当している仏像です。
お寺の前に長い商店街みたいな道路があって、色々な小物が売りに出されている。その小物を見て、何かを買うことが、観光客と参拝客にも人気がある。扇子や着物をはじめに、プラスチック製玩具、テレホンカード、キーホルダー等々のがらくたや安物商品が買えます。ヨーロッパと違って、商売と宗教がはっきり分かれていることはないようです。」
(簡単化クララ訳。当時20歳だったんですよ。)
ああ、今それを読んで、とても恥ずかしいですよ。コメントしないでください。まあ、大勢の欧米人はそういう印象があるのかな?
ラヴィさんはいまだに、会社に提供されているウィークリーマンションを出ないで、周辺の散歩しか行ってないといっていますので、浅草寺参拝は相応しい観光なのではないでしょうかと思って連れてきました。
今まで(ブログで)案内しました方は日本在住、又は来日が何度目の方、旅行で来ている片等々でしたけれども、長期出張で日本に行かされた方の立場はまた違いますね。
まずは地下鉄で浅草駅まで行って、すぐに人ごみに身を投げました。
観光らしい観光は期待していなかったラヴィさんは少し驚いている様子。
雷門はもちろん、浅草寺のホームページについて詳しく説明されていますけれども、例えば、「平公雅(たいらのきんまさ)」、「鎌倉時代」とホームページの母国語に正確訳されても、だいたいの人は分かりません。
例えば、私の実家の近くにあるお城は「ラーヴェンスベルク家によって創建された」と説明されても、説明を足さないといけないでしょう?
日本の美術館でもよく読んで思うのですけれども、「奈良時代」、「銅鐸」とか、英語表示で「Nara Period」、「Dotaku Bell」と書いてあるけど、奈良時代はいったいいつだったの、何があったのか、銅鐸はどんなことなのか、英語で簡単な説明を加えたほうがいいと思います。
第一、ドータク・ベルが書いていると、銅鐸を鐘楼の鐘と思われますからね・・・ bell-shaped vessel called dotakuの方がいいと思います。 もちろん、それは単純化し過ぎた説明になり得るけれども、ちんぷんかんぷんよりいい。 ですので、雷門はこう説明しました。
「お寺の入り口には門があります。神社は鳥居ですから、一目でわかります、。これは、雷門と言います。つまり、かみなりの門ですね。この中にある彫刻は風と雷をつかさどる神と言って、このお寺の守り神となっています。この辺に風水害や火災が起こらないように、収穫が豊かであるように地域を守っています。 真ん中の提灯にも大きく『雷』という字が書いてあります。この提灯のここ(指差す)には、ちなみに「松下」と書いてあります。パナソニックの昔の名前です。実は、この門自体は、19世紀半ばに炎上してから、1960にパナソニックの創始者による寄進で復興再現されることができました。ですから、提灯の下には松下電器が書いてありますよ。」
で、それは英語になりますと:
Gates like this show the entrance to a temple. Shinto shrines have a different kind of gate, a torii, so it's very easy to tell them apart. This gate is called Kaminari-mon. Kaminari is the Japanese for thunder, and mon just simply means gate. So it translates as gate of thunder. These two statues on the left and right here are the Gods of Wind and Thunder - they are protecting the temple so that no damages caused by wind and flood or any fires will occur and also to guarantee a prosperous harvest. On the big lantern in the middle, that's the character for "kaminari" (thunder) - and here on the bottom of the lantern, you can see it says Matsushita - that's the old company name for Panasonic. The gate actually burned down in the middle of the 19th century and a new was build in 1960 - cause the founder of Panasonic donated money. So that's why it says Matsushita up there.
雷門の前にはかなりの観光客でにぎわっており、中国語、日本語、韓国語、英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語が飛び交っています。
もちろん、みなが門の前のベストショットを取りたがっている。
11時半ぐらいにつきましたけれども、やはりもう混んでいますね。
浅草はやはり朝一行った方がいいでしょうか? 反省します。浅草ははやめに行きましょう。
以上、雷門の説明でした。お友達を連れていくべきかどうか、悩んでいる読者に特別サービス:
向いている方:※ 東京がはじめての方 (まだ京都は行っていない方!)
向いていない方:
※ 東京に何回も来たことのある方 (浅草寺に行った事がある可能性が高い・・・)
※ 人ごみが苦手な方
※ アジア転々を回っている欧米の方 (「ベトナムやタイの方が何倍もにぎやかで、浅草寺がつまらない」とおっしゃる方も少なくない様です) 次は仲見世通りのことを書きますね。
浅草寺東京都台東区浅草2丁目3−1
参拝時間:24時間お参りは可能です。 (参観自由)
ただし、各諸堂は午前6時から(10月から3月は午前6時半から)午後5時のみ扉が開かれます。
03-3842-0181
コメント
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