ツアー客、ラヴィさんの紹介へ
さて、最後はラヴィさんを連れて、江戸東京博物館へ行きました。お土産がまだ揃っていないと言っていますけれども、私がけっこうわざと江戸東京博物館へ行って、お土産を買ったりしますので、何かあるのかなと思って…
浅草から歩ける距離にもあると、(まあ、ドイツ人の私みたいに散歩好きだったら、平気ですね)、まずはバスで行こうとしていました。雷門に一番近いバス停からは、確かに両国行きのバスが出ていますけれども、それは、30分おきで、ちょっと見逃してしまいました。なので、仕方なく、浅草駅→蔵前で乗り換えて、大江戸線で両国に行きます。乗る時間(3分)より、乗り換え時間 (8分)が長いですね。
東京の博物館の中では、私は江戸東京博物館が一番好きかも知れません。もちろん、東京国立博物館も大変立派で、よく行きますけれども、観光客にはあまり向いていないと思いますね… ほとんど、工芸品、彫刻、埋蔵物、芸術品しか展示していないため、昔の人の暮らしは日本の歴史が分からないそこらへんの外国人観光客にとても分かりにくいです。光も薄暗く、展示されているものは、直訳だけされ、説明されていません。まあ、博物館は難しいものですね。
それに比べて、江戸東京博物館の展示し方は非常に分かりやすいものです。建物の模型、等身大の長屋や再現された日本橋、江戸という小さな漁村が東京と言う大都会に発展した過程がよく解ります。日本人の文化、生活、商業、産業、演芸・・・何でも説明されています。チラシは英語だけではなく、中国語、韓国語、フランス語、ドイツ語、スペイン語で用意されていますよ。すごいでしょう!
しかも、英語の表示もばっちり、英語のチラシも英語音声案内のヘッドフォンも用意されています、さらに、英語、独逸語、フランス語、中国語、韓国語、スペイン語、ロシア語ののボランティアガイドもいらっしゃいます。(当然、用要約です!)素晴らしい!としか言えません。
大学で日本の歴史等々勉強させられましたので、案内する自信はありますけれども、いつか、ボランティアガイドを頼んでみたいですね。また今度、台風の日でも江戸東京博物館へ!
二人で展示物を回って、木造の建築を見て、ラヴィさんは
「懐かしいですね。」
といった意味合いで、
「昔のインドを思い出します。」
と言っています。「ああ?なんで?昔の日本は知っている訳ないでしょう?全く日程ないでしょう!」と読者の皆様は思うかもしれませんが、私も日本の田舎に住んでいた時に、古びた居酒屋でくつろいで、「懐かしいですね。」と言って、友達を爆笑させたんです。
別に、笑いを狙って、言った訳ではないんです。ただ、現代人は誰でも自然の素材(長屋の場合は木材ですね)の建物をみて、昔の時代を思って、懐かしく感じるんですよね。
それと、昔の生活形式は意外と似ていますよ。私の実家の近くのふるさと博物館に日本人の友達を連れていたら、そこの囲炉裏をみて驚きました。もちろん、囲炉裏があったんですよ、昔のドイツも(写真は椅子で囲んでいるね)。
江戸東京博物館は英語圏の地球の歩き方Lonely Planetでも「by far the best city-history museum we've ever encountered」(今まで訪ねた郷土歴史博物館で断然に一番ベスト!)という評判。展示物はすべて建物内で、雨の日の観光にも最適です。(あいにく、直接地下鉄や電車といけることはできませんので、多少は濡れます。)
素敵な企画展(今は昆虫展です!)も多くの客を惹き付けるのは当然ですが、常設展も外国人観光客は十分に圧倒されると思いますよ。
お土産を特別誰かにあげる訳でもない私はミュジアムショップの本を大量に購入するけれども、インドに持って帰るお土産を探しているラヴィさんは何も買わないんです。まあ、少し洗練しすぎている(EDOというテーマだけに特化したものという意味で)かもしれません。やっぱり東京がはじめての方は仲見世通りのお土産屋は一番喜ぶかもしれません。
是非、外国人を連れてなくても、行って下さい。催し物はたくさん。落語だってありますよ。
東京都江戸東京博物館
東京都墨田区横網1-4-1
TEL 03-3626-9974 (代表 ※午前9時~午後5時30分)
開館時間 午前9時30分~午後5時30分 (土曜日のみ午後7時30分まで)
※入館は閉館の30分前まで
追伸: 江戸東京博物館の建物自体は、好き嫌いはあると思いますけれども、近未来的では確かにあるけど、その高さは62.2メートルで、江戸城と同じ高さですよ。
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