ツアー客、ミシェルさんの紹介へ
さてと、二人のツアーが終わって、代官山から赤坂に向かっています。
二人は赤坂の「橙家」の個室でサニーさんの誕生日ですから、ロマンチックな一時を送ったんです。三人でロマンチックではなくなりますので、私が一緒に行く訳ではないですし、ここで、二人の反応ももちろん書けないのです。
しかし、わたしはどのように、案内する場所を選ぶプロセスがわかりますので、ここでミシェル君とのやりとりを再現しました。
毎回毎回ツアー客の要望を細かく聞いてから決めることはないのです。客によってははじめて会って、その場で決めることもありますが、どんなツアーで会っても、頭の中には似たようなプロセスが起こっています。
今回は特別、懐かしい友達だったから、色々調整しました♪
さて、なぜ、いきなり代官山から赤坂に向かっているかといいますと、以前のミシェル君のやりとりで解ります。
ミ 「当日はね、妻の誕生日で、何か特別に・・・ 劇場とか、ショーとか行けるかなと思って…」
ク 「劇場ね。・・・えっとね、ミュージカルのこと?」
ミ 「ミュージカルは・・・いくらドイツでも見えますから・・・ 日本語でもいいから、面白い劇が・・・」
ク 「諒解いたしました。調べてみますよ。」
と調べたところ、当日に野田秀樹の公演はあったけれども、野田秀樹ですから、切符があるわけない・・・ 下北沢にも行かせたのですけれども、ミシェル君が求めるロマンチックな雰囲気は… どうでしょうかね・・・
ク 「面白いものは、全部完売ですよ。どうしますか。」
ミ 「他にないのかな?歌舞伎とか?」
ク 「歌舞伎はあるかもしれませんけれども、長いんですよ。ちょっと90分見て、その後ディナーということは出来ないんですよ。落語は舞台がないから、日本語が分からないと無理と思いますし・・・」(桂かい枝の英語落語があればよかったけどね… もちろん、上方落語家がちょうどその日に、しかも英語で演る事にも恵まれなかったです)
ミ 「他の伝統芸能は?」
ク 「お能は寝てしまうよ。」
ミ 「じゃあいいよ。例えば、東京湾のクルーズシップに乗ってから、レストランは可能?クルーズはあるでしょう?何かの素敵なレストランを探してくれる?」
ク 「ちょっと待って、調べてみるね・・・ えっとね、船はバイキングが付いているよ。乗ったことはないけれども、多分、あまりおいしくはないと思います。船に乗るだけで何千円を払いますよ。その後にはさらにディナーに同じようなお金をかけることになる。」
ミ 「じゃあ、船は寄せましょう。時間もあまり合わなさそう・・・」
ク 「諒解!もしね、何か面白いことをしたかったら、この音声ガイド新宿の散歩がおすすめ。簡単にダウンロードできますよ。まあ、考えてみて。
とりあえず、レストランだけだね。何料理が良い?」
ミ 「和食がいい。後ね、ホテルに近いところがいいよ。」
ク 「はい。かしこまりました。一つは「うかい」・・・豆腐のレストラン。もしもう少しモダンであってもよければ「茶茶 Ryurey」をおすすめします。銀座の「橙家」もいいですよ。英語のレビューもありますよ!」
ミ 「『うかい』はいいですね。インテリアも庭も素敵だね。豆腐意外のものもある?肉とか?いくらするの?」
ク 「一人当たりは最低8400円です。」
ミ 「ふ~む。あの「橙家」って赤坂だよね。きれいな夜景の個室はある?」
ク 「ちょっと待って・・・ありますよ。」
ミ 「じゃあ、その個室に予約を入れてくれる?」
ということで、赤坂の橙家にしました。
帰国した二人が送ってくれたコメントは
「レストランは素敵だったんですよ。個室からの眺めも抜群。その後は渋谷と新宿も散歩して、面白い一日だった!ありがとう!」
よかったよかった。
橙家のきれいな夜景はデートに相応しい事はこれで検証されました。
(外国人の彼女・奥様だけではなく、もちろん日本人の彼女・奥様でも是非!)
食べ物も気に入ってもらったようですので、接待にも使えそうですね。
橙家
東京都港区赤坂3-1-6 ベルビー赤坂 9階
TEL 03-3588-5087
営業時間 11:30~15:00(LO 14:00)
17:00~24:00(LO 23:00)/月~金
11:30~15:00(LO 14:00)
17:00~23:00(LO 22:00)/土・日・祝
追伸: このエントリーを書いて、別の東京湾のクルーズを発見しました。やすくはないけれども、なかなかよさそうです。
追伸2: 桂かい枝師匠は来週15日、東京でのひとり会を開きます。英語落語は一席やりますので、ご興味の方は是非!(英語圏のお友達を連れて是非♪)
第一回桂かい枝東京ひとり会
19:00@なかの芸能小劇場(JR中野駅徒歩5分)
(前売¥2000 当日\2500)
『どうらんの幸助』『お玉牛』『お たのしみ』 かい枝師匠
『開口一番』笑福亭笑助、
三味線:鶴田弥生
問&予約:オフィス・ビギニング078-801-6676
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