産業遺産はロマンチックだと思いませんか?
いや、ロマンチックですよ。ローテンブルク、ノイシュワンシュタイン城を訪れるなんて、誰だって行けます。JTBに行って、ツアーを予約して、飛行機に乗って、観光おしまい。しかし、 ドイツのルール地帯で待っているのは、産業遺産めぐです。
W杯の試合開催地にもなっていたドルトムントをはじめ、エッセン、デュイスブルク、ボーフムやオーバーハウゼンという街とはルール地帯は一見、人口密度が高く、産業が多い、観光客に何の魅力もない地域に見えます。
しかし、実にはこの地域には公園、湖、運河、森などだけではなく、遊園地、博物館、美術館、ギャラリー、劇場、コンサート、ライブハウス、サッカースタジアム、スポーツ施設等もかなりあります。そして、ドイツ炭坑博物館、ドイツ労災防止博物館、廃坑された炭坑、閉鎖された製鋼所やその社員の社宅等の52ヶ所が、見事に変身し、非常に面白い観光スポットになっています。
写真にはLandschaftspark Duisburg-Nordという廃業された製鋼所がみえます。1901年にたてられてから、廃業される84年後では、三千七百万トンもの銑鉄が生産させられた。今は、屋外博物館だけではなく、ガスタンクには二万リットルの水が入れられ、ダイビングの練習が出来ます。原鉱貯蔵庫と高炉にはドイツ山岳協会がクライミングコースを作って、営業している。すごいでしょう?
いつか、大山顕みたいなツアー、日本人にドイツの土木のすごさを紹介したいですね・・・ なにしろ、私の幼稚園の遠足は水門の見学だったんですよ。弟の遠足はちなみに、ダムだった。
詳しくはRoute Industriekulturまで(英語、ドイツ語だけ!)
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。