今回のツアー客であるクララのパパの紹介へ
美しい物を愛する心は、パパから受け継いだ遺伝子だと、予め思いました。
きれいと思っている器はすぐに買ってしまうパパの癖はその一つです。一人暮らしなのに、どれぐらいコップやガラスを持っているでしょう。中一にはまっていた演劇鑑賞もパパで、今はまっている落語にもおそらく、その演劇鑑賞の延長でしょうね。
小さいときによく美術館に連れてもらいました。
3歳のクララが、デューラーの絵を見て、「デューラーだ!デューラーの『オダマキ』だ!」と騒いでいた話、よくママに聞かされました。それは、何回も両親に「ねえ、この絵はなんというの?」と聞いて、両親が「デューラーの『オダマキ』だよ」と答えてくれたからでしょうね。
今でも美術館は大好きで、年間30展ぐらいみてまわっています。
ということ、やはり、美術大好きのママとパパも美術館へ連れてあげたいと思って・・・ しかし、横浜になると、散歩当日の横浜美術館にはデュガ展が開催されていました。せっかく日本に来たから、フランス印象派の展覧会より、日本の作家を見た方が良いと思って、バンカートへ連れてきました。
バンクアートのことをご存じない方は横浜市民でも多いと思います。(横浜市民割引はありますのに!)
簡単に、ホームページに書いてあることは
「BankART 1929」は横浜市が推進する歴史的建造物を活用した文化芸術創造の実験プログラムです。BankART(バンカート)は元銀行であったふたつの建物を芸術文化に利用するという意味を込めた造語。ちなみにその舞台となる旧第一銀行と旧富士銀行の建物はどちらも1929年に建てられました。世界恐慌の始まったこの年はニューヨーク近代美術館(MOMA)が設立された年でもあり、芸術にとっては記念すべき年といえます。
さらに、wikipediaによると、
スタジオ、スクール、出版、カフェパブ、ブックショップ、コンテンツ制作をベースにしながら、主催、コーディネート事業等、年間650本以上の事業を活発に行っている。
650本以上の事業!すごい!横浜市民にあまり知られていないのはもったいない!
つまり、横浜の古い建物を改造して、ギャラリー、イベントスペース、美術館として使っています。「朝倉 摂展 アバンギャルド少女」という展覧会を見ました。朝倉 摂の舞台の写真が布に印刷され、古い倉庫の天井から吊らされて います。舞台が再現され、その場で体験できます。それから、舞台の模型、ドローイング、絵本や本の挿絵、写真、映像など展示されていました。朝倉先生のことはあまり知らなかったんですけれども、かなり印象的でした。さすがバンカート!
それから、パパの意見ですが…
「日本人って、あまり建物を改造しないで、すぐ壊して、新しいものを作りたがると思っていたのに!すばらしい場所だね。クララちゃんどうやってみつけた?」
「さあ・・・ はじめていったのは、いつだろう、6-7年前かなぁ?よく覚えていませんね。」
「さすがだね、うちの娘」
とほめられっちゃった
展覧会よりも雰囲気が心に残るでしょうね。是非とも、横浜に足を運ぶ際に、バンクアートにお立ち寄り下さい。
喫茶店もとても素敵ですよ。
BankART 1929
横浜市中区海岸通3-9
045-663-2812
開館時間はイベントにより異なる。
追伸: 当日は良い写真がなくて、勝手ながら、shift city guide日本語版の写真を使わせていただきました。愛用しているホームページですが、皆様もぜひshift city guideをご利用ください。
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