Ich bin ein Berlinerとはケネディ大統領の有名な発言ですね。Berlinerは確かに、「ベルリン市民」、「ベルリンっ子」ですが、お菓子の一種でもあります。「ジャムドーナツ」でしょうね・・・ これからパン屋巡りでBerlinerの話も出ますので、最初その食べ物を紹介した方がいいと思って… レシピも訳しました。
地方によって、その呼び方が違います。
北ドイツ、ラインランド地方:Berliner
ドイツ中部: Kreppel/ Kräppel/ Krebbel(chen)
東ドイツ: Pfannkuchen
ドイツ南東部、オーストリア: Krapfen
ドイツ南西部:(特にカーニバルの時期) Fasnachtsküchle
ルール地帯: Berliner Ballen
アーヘン近辺: Puffel
ちなみに、写真でご覧になっている完璧なベルリーナはニーナちゃんが作りました。
ドイツでは大晦日やカーニバル祭り(2月)で特に食べられています。主な味付けは苺ジャム、杏ジャムやスモモのムースですけど、自分の好みに合わせて作れます♪
私の出身地法では、大晦日の夜では家族の数に合わせてこのベルリーナーを食べますが、そのなかの一個はかならずマスタードが入っています!辛(から)いマスタードを食べている人は新年に辛(つら)くなるといわれています。きっと、家族の皆さんと日本のお正月を過ごすときには楽しいと思います。(お正月にはもう遅いけれども旧正月にいかが?)
作ってみたい方は是非、このレシピで:
薄力粉500 g
砂糖 大さじ3-4
牛乳1-2カップ
生イースト(恵比寿の三越、東急ハンズ、パン屋さんで買えます)
卵1個
無塩バター 75g
ジャムやスモモのムース 一瓶
パウダーシュガー
油
① 小麦をボールに入れ、火山の形にします。火山口に砂糖少々と混ぜた牛乳を入れます。
② その牛乳に生イーストを入れ、20分発酵させます。
③ 発酵させてから、バターも卵も入れて、生地をしっかり混ぜます。
④ その後に、生地を再び20分発酵させます。
⑤ 生地を手でソーセージ型にのばし、そのソーセージから約50g分ずつを切ります。
⑥ ⑤でできた分を手でまるくし、すこし平らに押して2センチぐらいの厚さにします。また(!)20分待ちます。
⑦ 20分が経ってから、Berlinerを170度の油で揚げられます。(もちろん、電気フライヤーでもOK!)
⑧ 揚げたBerliner1個ずつ手に取り、搾り出し器でジャム類を注入れます。(一個にマスタード、山葵、にんにくなどを入れることは忘れないようにね!)
⑨ 最後に、パウダーシュガーをふって、完成。
少し手間がかかるけれども、とても美味しいですよ♪
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