最初に人前に立ちましたのは、明治17年(!1884)に建てられたこの教会;福祉士施設、病院、学校等々の多いベーテル地区の教会です。町自体も赤レンガの建物が多く、教会ももちろん赤レンガの多い素敵な建物です。最前
列に座らされ、ミサの最後の最後のところに、「日本の話を3-5分程度してください。」と。
説教の内容は、東日本大震災のことも、リビア情勢も様々な時事問題が取り上げられていましたが、その大半は東日本大震災のことです。
なぜなら毎回ミサの後にする募金はその、全て、日本に寄付する予定だからです。
ベーテルには皇太子様が訪れたこともあり、「福祉の町ベーテル―ヒトラーから障害者を守った牧師父子の物語」という本で日本国内でも知られています。それからなんと、ジャパニーズ・ガーデンまであります。(障害者がそこへ行って、落ち着くとの事です。)
二人で何百人の前に立って、非常時持出袋から次々と物を出して、説明すると、聞いている方の顔が暗くなりました。そんな中、一人の障害者の男性が突然立ち上がり、私たちの前まで走ってきました。そして、
「これ、あなたにあげるよ。がんばって」
と確信に満ちた声でお金を手渡してくれました。
「Danke!」
とお礼すると、参拝者の全員が彼に拍手を送ります。教会で拍手というのは多分はじめて聞きましたので、少し落ち着きました。(エドムンドさんにくれたお金は右の写真に写っています)
それから、友達からもらったメールを読みます。彼女は妊娠四ヶ月で、非常に大変な時なのですが、それにもかかわらず私にこう知らせてくれました。そのメールをはじめて読んだ時は涙が止まりませんでした。
「生かされた私たちにできることは、今を生きること、そして未来を繋いでいくことだと思います。私は、今やるべきことを確かにやっていきます。」
と。 もちろんその通りですが、なんて強い妊婦でしょう。
教会の皆様も涙ぐんで聞いてくれました。
まだ募金の全額がわからないのですが、お札を出した方はいらっしゃったようなので、かなりの金額ではないかなと思います。
友達は同じ一時帰省者で、別のドイツの教会で話して、なんと1000ユーロも集めました。
低給料の障害者も多いミサのため、それほどの金額ではないかもしれないけれども、日本のことを思っている方は大変多くいて、感動しました。
次はライプチッヒ近辺、8年前に10mもの洪水に遭われた町の報告します。「震災の大変さはわからないけれども、災害に遭った者同士で役に立てたい」と、暖かく歓迎されました。
クララ様
本当にDanke!
投稿情報: luckyme67 | 2011/03/22 18:46
本当に、ほんとうにありがとうございます。
投稿情報: m_shike | 2011/03/22 21:39
募金を下さった方への感謝はもとよりですが、この度のクララの活動と行動力には、本当に頭が下がります。深謝します、ありがとう。von berlnerrose
投稿情報: berlinerrose | 2011/03/23 09:45
こんなに日本のために善くして貰ってクララさん及び外国人の皆様ダンケシェーン
投稿情報: ゴリラ | 2011/03/23 20:44