9・11に、何をしましたか。覚えていますか。阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件、ダイアナ妃の事故死、ベルリンの崩壊の日は何をしたか、皆さんは覚えていますか。
覚えていますよね?
チェルノブイリ原子力発電所事故、4月26日はどんな日だったのか、私は全く覚えていません。おきた時に、私はまだ小学生でした。この時の記憶は、事故後にキノコは食べてはいけない、リコリスは食べてはいけないぐらいですね。
それから、当時3歳の従弟が
「今はキノコはあぶんないから、食べてはいけない!」
とませて説明して、大人にほめられたことを覚えています。
それぐらいだけです。
欧州現代史の専門家ではないけれども、おそらく、チェルノブイリがあってからは、ドイツ人は原子力を非常に批判的にみてきているのではないでしょうかと思います。
今でも、ドイツ南部での放射能は大変高いです。ミュンヘンの一日の放射能量は現時点の東京より高いらしいです。今でも、バイエルンの森でとるキノコは放射能が高すぎて食べられません。同じ理由で、そのキノコを食べる猪も食べられません。
それから、この間聞いた話です。【注意!この話はインターネットで何の根拠が見つかりません。英仏独語でも】 ドイツとフランスの国境を跨るアルザス地方にはある自然保護地区があります。それは、単なる、美しい自然で、絶滅寸前の動物や植物がいるからそれを守って、立ち入り禁止になっています。しかし、実は、チェルノブイリ後にここで雨が降って、いまだに放射濃度が非常に高いから、立ち入り禁止となっています。
それは、チェルノブイリから離れて1000キロ以上の話ですよ。
「東ドイツなんてそんなこと、もちろん、西のテレビを見ていたからなんとなく分かっていたけど、チェルノブイリ事件一週間前に生まれた三女を、天気が良くて、ずっと外で寝かせていたのよ。」
という友達もいましたけれども、私は子供でありながらも覚えているという事は、そうとう騒いでいたんだろう。今4~8歳の子供、東日本大震災、それから福島第一のこと、25年後にどのように語っているのが興味深いです。
実際にもっと原因はあると思いますけれども、こういったことを経験してきたドイツですからこそ、原発に敏感であることはお分かりでしょう。
最悪だなぁ~。未だに、「原発は必要」とか言っている奴が日本にいるよ。。。もう一体如何なるんだか。。。
投稿情報: Gorash | 2011/04/30 03:24