一昨日にとても有名なドイツ人(人?)は50歳になりました!
東ドイツの信号を飾っていたアンぺルマン(信号男)!
お洒落な帽子をかぶって、堂々と交差点を歩いている青のアンペルマンと、腕を広げて、歩行者が止まり、あのプラスチックに紙パルプを混ぜ込んでいた東独国民車「トラビ」との事故防止する赤のアンペルマン。
その案ぺルマンは50年前、1961年10月13日に導入されました。80年代に交通安全教育のシンボルになって、そのテレビ番組に出ました。
安全なシチュエーションには青のアンペルマンが登場し、危険なシチュエーションで赤のアンペルマンが登場しました。
しかし、1989年にベルリンの壁が倒れて、東西ドイツが統一された時からは、何から何まで東ドイツのことは廃止されました。道路の名前は替えられ、信号も替えられました。当然、東ドイツの良くないところ (秘密警察等)は廃止されましたけれども、いいところもたくさん廃止されました。
West is bestというわけではないのにね!旧東ドイツの遺物は、どんどん消えつつあるところで、長年に愛されていたかわいいアンペルマンも東ドイツとともになくなるのはいやで、廃止を反対する「アンペルマンを救え」運動が生まれました。その運題はベルリン州の交通省に廃止しないように働きかけました。
あまりにも急に色々な物がなくなったため、東ドイツに「オスタルジー」(Ost=東とNostalgie=ノスタルジーの造語)の東ドイツの生産物ブームという下火もありました。それから、一人のデザイナーがアンペルマンの特許を購入し、電気スタンドを作り始めました。週刊誌、新聞、テレビ、ラジオに取り上げられ、いや、人気ドラマのセットにも使用されたほどの大反響で、アンぺルマンは復活しました!
2005年から、西ベルリンの信号が東のデザインに変わって、2010年にケルンの近くの村でさえ(市長と友達のベットが切っ掛けで)東のデザインになりました。
アンペルマンはベルリンだけではなく、東京の白金台とソウルでも買えて、さらに昨日からはiphoneのアプリまであります。キーホルダー、ボトルオプナー、Tシャツ、絵葉書、シール、人形なんでもあります。
ちなみに、世界のアンぺルマンの写真をドイツアンペルマンの会社に送りますと、100€のグッズが当たりますよ。今の円高でさほどの物ではないように思えるかもしれませんけれども、グッズのかわいさにかわりがないので、是非日本のアンペルマンの写真を送りましょう!
ちなみに、このビデオは日本語ですよ↓
東西ドイツ統一、成功して本当によかったですね。信号男はその象徴でしょうか。朝鮮半島も、一日も早く南北統一を成し遂げてほしいものです。信号男に比べてわたしは、黄色信号が点滅しています。誰か救ってくれないかなぁ(^-^)
投稿情報: asariya38 | 2011/10/15 11:07