冬の青空、しかも雪に反射する日差しはとても眩しく、冬景色が輝いているように見ています。
スキー選手にとっての完璧な一日は、太陽光発電システムにとっても完璧な一日です。
ただし、自然保護地が多いアルプスでは、大きな太陽光発電所が建てられないのは、大きなデメリットです。
ブンデン郡のサフィエンタール谷には世界初ソーラースキーリフトが誕生しました!
40年前から110人の小さな村テンナ村にスキーリフトがありました。40年とはもう古いもので、やはり安全の懸念もあっただろうから、今年うまれかわりました。
その新しいリフトは、450メートルの長さに、82枚のいわゆる『ソーラウィング』が付けられています。
一枚は約100キロも重く、三パネルで出来ています。そのパネルはスキーリフトより数メートル上に付けられています。
そのパネルは年間で9万kWhの電力を提供します。スキーリフト自体は年間で2万5千kWhしか要らないということで、余分な電力は電力網に入力されます。
モジュールは自動的に太陽の方向に向けるため、効率はとてもいい。角度はほぼ縦にまで変えられますので、大雪が降っても支障はありません。
スキーリフトテンナ協同組合は135万スイスフラン(1億1370万円)を投資しました。そのお金は協同組合、自治体、団体や個人の寄付で出来ていました。
そのスキーリフトは12月17日には開業して、開業記念に一日もリフトは無料に乗れます。(今すぐに成田に走って、飛行機に乗りますと、間に合うかもしれません。) 17日以降はスキーパスは一日25フラン(2100円)、 スイスで安い方だそうです。
この施設だけではなく、トッゲンブルクのロープウェー「ヴィルタウス・ガンプリュート」はすでに4年間前に再生可能エネルギーで稼動されています。
山の到着する建物の屋根、それからその隣にあるレストランの屋根には350平方メートルの太陽光発電パネル。
ラン減部リュックには「ソーラボブ」というボブスレーのコースがあって、ボブ自体は太陽光発電システムの電力で山の上に引き上げられています。
スイスのスキーリフトとロープウェーは年間で3億人の人も乗せます。そのために183GWhの電力が必要です。スイスの電力の3‰です。人口雪を作る事も増えるため、消費される電力も増えます。
スイスの山では太陽発電と水力発電の有利な条件が揃っています。陽射しは平地より強い上に雪で陽射しが反射します。山の中だと、太陽光発電は70%より効果的だとグリシュコンサルタの調査で分かりました。山の多い国日本ではどうですか?
サフィエンタール谷にロマンスの神様、降りてくるといいね!
若者の皆しゃん、こんな時代もあったんですよ、日本にも。
http://www.youtube.com/watch?v=pvfVWk08RUA&feature=related
でも、風で吹き飛ばされないか心配(@_@;)
投稿情報: asariya38 | 2011/12/17 11:44