「金は天下の回りもの」と言いますけれども、日本に来て、私のお金の扱いが変わりました。特に気前が良くなったとか、ケチになったということではありません。
お金をプレゼントする違和感が弱くなりました。
日本の冠婚葬祭にはお金を挙げますけど、ドイツではまず結婚式や出産にお金を挙げることはあり得ません。日本の結婚式ではある程度入場料みたいなもんですから、仕方なく、毎回払ってい ます。 しかし、一般的にドイツの 冠婚葬祭ではお金を渡す事が、気配りに欠けて、非情とみられています。 出産ですと、赤ちゃんの洋服と、若いママが好きな物をあげます。 誕生日にはその人の好きなものを一生懸命考えてプレゼントします。 結婚式には新郎新婦が欲しいもののリストがあって、その中から自分の予算内に家電製品やら新居に必要なものが選べます。 お葬式には20-30ユーロを封筒に入れる地域もあるそうですが、花を贈ることが一般的です。最近は「花や現金の代わりには○○NGOへの寄付を願いま す。」というのもあります。祖母の葬式もそうでした。
最近までは結婚式以外に祝儀袋を渡す事はかなりの抵抗感がありました。今はお金だけではやはり抵抗感が少し残っていますので、多くは本を選んで渡しますね。
それから、デートで男性が支払うことは最初強い抵抗感を抱きました。 ドイツのデートでは割り勘が当たり前です。その理由は「女性も独立して、特にお世話になる必要はありません。男性が払うとはまるで愛人を囲うようなこと・・・ 援助交際じゃあるまいし。」
しかし、どんなことにはなれますね。三年前に、あまりよく知らない相手との初デートで、相手が選んだレストランでランチをしました。最も安いランチでも2000円としたレストランで あって、「やるね!」と最初は好印象でした。 私は最も安いランチを頼んでいたけれども、相手は4000円もしたもっとも高いランチを頼んでいました。(ひー、こんなおいしそうに見えていないのに!)
ランチが終わったところで、男がレジで払っているところで、形だけでお財布を出していたら、
「3000円で良いよ。」
と言われました。
「デって?3000円でいいって?何その日本語?少なくとも「3000円がいい」でしょう?
でさ、このレストランはお前が選んだんだから、お前が払うべきだと思う。私2000円分しか食べていないよ。」
と、怒りたかったけど、何も言わなかったです。
そこまで畳化が進んでいます。
冠婚葬祭に「お金を包む」ようになったのはそれほど昔のことではありません。庶民に広まったのは、一億総中流社会になってからではないでしょうか。サラリーマンという西洋式の奉公人が作った苦行の一つでしょう。
若者同士の付き合いでは、割り勘払いの方が多いのではないでしょうか。相手と長く付き合いたいと思えば、支払方法についてもしっかり話し合う方が良いと思います。国籍だけではなく、年齢や育った境遇によっても考え方が違いますから。
手持ちの少ない若者には、「出世払い」という手もありますから、"男だから"なんて気負わずに女性におごっていただくことにも寛容になりましょう。それにしても、オイラには一向に回ってこないお金。環境NGOにも愛の手を
投稿情報: asariya38 | 2012/03/14 16:36
うむ、昔友人の家族と焼肉屋で食事をした時w一人なのに割りで9000円払ったわ半分
江戸時代に宗教は無料で寺社は領地からの収入で成り立っていて 3代将軍?の時代だったか
に廃止する代わりに、お金を徴収するのを許されたて何かの本に出てた。なに令だったか忘れたけど
この場合 次は払ってね が正しいんじゃない? 次があればだけど
投稿情報: はにわ | 2012/03/18 08:07