日本では選挙が終わり、ドイツではこれから選挙戦が始まります。国外にいても、私はもちろん投票します。申請し、投票紙をもらい、それを返すだけという簡単な作業です。(まだ届いていないのが心配ですけど・・・)
たいがいのドイツのニュースはみていますけれども、細かい政治家の活躍はもちろん分かりません。私が投票できる選挙区は最後に住んでいた市町村にあたりますので、二年しか住んでいなかった場所でよく物事が分かりません。
そこでとても便利なホームページをみつけました。Zeit誌どいう北ドイツの新聞のホームページに国会議員全623人のこの5年の活躍が分かるページです。一人ひとりのス ピーチ数、発言数、議員数人のイニシアチブ、政府への尋問(野党の場合)、政府からの回答(与党の場合)。
多くて、140回スピーチした与党(自由民主 党)の議員、139回の発言(緑の党)の議員、イニシアチブ(複数の議員又は党派による法案又は申請、決議案、改定案)への参加は多くて516回(社会民 主党の党首)、政府への尋問は最多958回(左の党)の議員、政府からの答えは裂いた1314回した議員がいた。本議会は251日(今年7月22日まで) だけあったもので、なかなかの数です。
当然、野党か与党によって数が違ってきますけど、自分の議員はどれぐらい参加したのか分かります。その中に全く発言も参加もしていない議員もご覧の通りいます。(まあ、言っておきますが、ここにはやめた議員、亡くなられた議員、その後任者も含まれています。)
それぞれの議員の「開示義務のある活動」(つまり副業の有無)も記載されています。
ある議員の場合は
議席と関係ない活動:
某弁護士事務所の依頼による講演、2008年11月1000~3500€範囲内
企業内の役割:
ZDF Enterprises有限会社、マインツ、監査役会役員
社団法人及び行政法人での活躍
ミュンスター大学、理事会会員
ZDF、マインツ、放送理事会会長、月収1級
クラブ、連盟、財団等の活躍
キリスト教・イスラム教平和イニシアチブ、ケルン、会長
ドイツ大西洋教会会長(2006年11月まで)
大学スポーツクラブ理事会会員
とけっこう活発ですね。
それから、 Abgeordnetenwatch(議員監視)というホームページもなかなか面白いです。各議員の活躍について記述されているだけではなく、直接質問する事も出来ます。もちろんそれは議員がホームページで登録されていますが、丁寧に返事する議員もいますが、たいはんはこのページの存在も知らないでしょうか、無視しているかもし れません。
もっともと便利な事は、ある決議に対して、自分の選挙区の議員はどのように決めたかは1クリックで調べられることです。例えば、企業の役員に女性率を強制的に導入すべきという法案はありましたが、ここで自分の郵便番号を入れると、反対したか賛成したかわかります。
企業の役員の女性率を強制的にあげることに対して、緑の党の議員は賛成して、CDUの議員は反対しました。
自分も反対であれば、CDUの候補者(もしまた立候補する前提ですが)、自分も賛成であれば緑の党の候補者(これも今年も立候補する前提の話)にすればいい。
長らく海外に住んでいる私にとって、とても便利なツールですが、ドイツ国内の友達や親戚も多く使っているツールだそうです。
それはただ、9月22日の選挙に間に合って、自分の投票紙が日本に届く事といいです。あと一ヶ月でまだ届いていません…