事前にあるオランダにある老人ホームについて書いた記事は大きな反響を呼んだので、もう一つ別の形の老人ホームを紹介したと思います。
メンティンクさんは 19歳の時に老人ホームに引っ越した。隣の部屋の人は72歳も年上でした。オランダのHumanitas Deventer老人ホーム(アムステルダムから一時間離れている)では学生に部屋を与えている。家賃は一切払わなくていいですけど、その代わりに月に 30時間、住居者と過ごさなければなりません。
もちろんプロ介護スタッ フにしか出来ないことはありますけど、一緒にサッカーをみたり、誕生会で歌ったり、老人 が寝たきりになると、ベッドのそばに座って、新聞を読んであげたりするという仕事は資格がなくても出来ます。
グーグル、フェイスブック等を85歳に説明して、その85歳のおじいちゃんが実際に使っている例まであります。
学生も非常にポジティブ!
「アルバイトから帰っていくと、一時間、隣のおじいちゃんと話す。皆様は元気いっぱいで、大変勉強となります。」と学生の一人。
オランダでは家賃が増える一方で、介護スタッフが足りないという状況を考えて、160-170人の住居者もあるHumanitas Deventer社のCEO Gea Sijpkesさんが学生のことを思いつきました。「暖かくて、優しい暮らしのホームであって欲しい。どうやって、そうなるのか。スタッフじゃコストが高く て、忙しいときには暖かさも無理がある。学生を呼んだらどうだと思って・・・」
もちろん、社長自らが学生の面接をして、その動機も聞いて決めます。
「学生が来る前までは病気の話、誰が亡くなったのか、そういうのが多かったけど、今は学生の誰々に彼女ができた、誰々がパーティーでアムステルダムに行くとかそういう話が増えた。」という。
「お年寄りとの接触は楽しくて勉強になる上に、節約にもなります。」
デヴェンタ市の学生部屋、平均550ユーロ、70,000円だそうです。月々の小遣いアルバイト代を考えると、とても大きいですね。デヴェンタ市のサクセスを見て、アルンヘムとアムステルダムにも似たプロジェクトがスタートしましたけど、東京でもできなくはないと思います。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。